どのタイミングですれば良いのかがわかる!繁忙期の空室対策14
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- 原状回復
公開日:2018年9月1日
更新日:2023年3月30日
自分なりに空室対策を実践しているのに、なかなか埋まらない…。そんな悩みを持つ大家さんは必見!簡単にできることから、差別化の仕方まで、繁忙期前にすぐに使える空室対策を入退去のシーンごとに一挙にご紹介します。
目次
- まずは最初に物件の評価を知る
- 空室対策①|物件評価チェックリストを使って採点してみる
- 退去・原状回復のとき
- 空室対策②|物件を状態を見直す
- 空室対策③|入居者ニーズの高い住宅設備を導入する
- 空室対策④|入居者や退去者の友人を紹介してもらう
- 空室対策⑤|リフォーム時に家族や友人などの第三者の意見を聞く
- 入居者募集のとき
- 空室対策⑥|家賃を一定期間無料にするフリーレントをやる
- 空室対策⑦|家賃をキリのよい値段に設定する
- 空室対策⑧|入居の募集条件をゆるめる
- 空室対策⑨|仲介会社に家賃の値下げ幅を事前に伝えておく
- 空室対策⑩|募集物件のチラシを工夫する
- 物件の内見時・賃貸借契約のとき
- 空室対策⑪|内見時にはおもてなしの心で内見者を迎える
- 空室対策⑫|空室を家具付きにしてモデルルームにする
- 退去を予防する
- 空室対策⑬|賃貸借契約の更新時にプレゼントや入居者同士のコミュニティを作る
- 空室対策⑭|現在住んでいる入居者にアンケートを実施
まずは最初に物件の評価を知る
空室対策①|物件評価チェックリストを使って採点してみる
まずは、自分の物件を客観的に知ることから始めるべき。良いところも悪いところも知ってこそ、物件に最も適した対策がわかるのです。
下記に掲載した『物件評価表』は、借り手が部屋を決める際のポイントとなる上位10項目を5段階で評価する手法で、物件の大まかな成績表になります。オーナーはともすれば自分の物件を過大評価しがちになるので、冷静な目で物件を採点してみるべきです。
その後で管理会社や仲介業者の方にもやってもらい、自分で採点したものと見比べてみるのがよいでしょう。プロの判断と自分の感覚がずれていないかどうかもチェックできます。課題点が浮かび上がったら、費用対効果の高い対策から優先順位をつけて早速実践してみましょう。
物件評価チェックリストでの採点の仕方
下記10 項目の評価箇所の調査項目を総合して5段階で評価する。評価には、A ~ E の評価基準があり、【A】は「とても良い」、【B】は「良い」、【C】は「普通」、【D】は「あまりよくない」、【E】は「悪い」となる。(1)~(4)は重要項目なので配点が高くなっており、(5)~(10)の項目の配点は低くなっており、それらの合計がその物件の点数となります。
「賃貸経営マイスター」(住宅新報社)の著者
株式会社アートアベニュー 代表取締役 藤澤 雅義さん
1996 年(株)アートアベニュー設立。著書に「賃貸経営マイスター」(住宅新報社)がある。