昭和の古い設備が残った部屋。どうすれば入居が決まる?

昭和の頃の古い設備が残ったままの部屋は、それだけで入居希望者に選ばれる可能性が低くなります。例えば和式トイレやバランス釜、電気コイル式コンロなどは、すぐに最新のものに交換しましょう。最低限、これだけはやった方がいいというポイントをまとめました。

ありえない設備は即交換。和室は畳を工夫してモダンな空間に

昭和の頃の古い設備が残ったままの賃貸住宅は、それだけで入居希望者に選ばれる可能性が低くなります。

表の「借りるのをためらわせる設備・仕様」の調査結果からもわかるように、選ばれない理由の多くが築年数の古さによる汚れや、今の時代に合わない設備が使われていることです。

借りるのをためらわせる設備・仕様

例えば、和式トイレやバランス釜、電気コイル式コンロなどは、その最たるもの。

和式トイレは洋式に、風呂は最新のものに交換しましょう。2人以上が住める部屋なら、風呂は追い焚き式が必須です。電気コイル式コンロはIHクッキングヒーターに取り替え、可能であれば2口が望ましいところです。

 

昔のマンションではよくあった絨毯敷きの部屋ですが、近年は絨毯はダニやアレルギーを引き起こすハウスダストの発生源になるとされ、敬遠されています。傷付きにくく音も響かないフリーリング風のクッションフロアか、フロアタイルに張り替えましょう。

 

屋外の洗濯機置き場も、今は嫌われます。バルコニーならまだしも、開放廊下に洗濯機を置くなどは論外です。

室内に置き場を移すためには給排水管工事が必要で、費用もかかります。しかし、空室が長引いて家賃が下がるよりは、長い目で見れば有利です。

 

トイレ・風呂などの水まわりの汚れや黄ばみは、特に念入りに掃除するか、汚れが落ちない場合は新しいものに交換しましょう。

それほど予算がかけられない場合には、トイレの便座や便器を塗り替えてしまうのも一つの手です。また、便座を交換するだけでも印象はガラリと変わります。

古くて黄ばんでいる浴槽も、コーティング処理を施すことで新品同様の艶を取り戻すことができます。

また、20年以上前には主流だったバス・トイレ・洗面台が一体の3点ユニットバスは、現在では全く人気がありません。ほとんどの入居希望者が「バス・トイレ別」を希望しています。

理想は、バスルームとトイレを完全分離することです。

しかし、それが難しい場合は、浴槽の縁にサッシを取り付けてバスとトイレを仕切り、リフォームしてもいいでしょう。浴室をなくした上で間仕切りを入れて、シャワーとトイレの2室に分けるという方法もあります。

他には、割り切ってホテルのようなオシャレな3点ユニットを目指すという方法もあります。デザイン性の高い鏡や水栓・便座を採用し、壁に木目調のシートを貼るなどすれば、低コストで済むのも魅力です。

ホテルライクな3点ユニットの例

3点ユニットはそのままでも、木目調のシートを壁と便器に貼り、大きな鏡を設置すればホテルライクなバスルームに変身する

写真提供:株式会社モダンアパートメント

古い物件では和室の存在も悩みの種ですが、今は和室のある部屋は人気がないので、洋室にリフォームするのが無難です。しかし、工事にはそれなりの費用がかかります。

和室に抵抗がないという人も少数ながらいますので、和室のままで魅力アップを図るのも一つの方法です。

最近人気があるのは、縁のない「琉球畳」です。様々な色やデザインのものがあり、組み合わせてモダンな空間に仕上げることができます。撥水性に優れ、防カビ・ダニ加工もされているので、入居者にも優しい素材です。

さらに襖にカラークロスを、壁紙にオシャレなものを選べば、印象度は格段に高まるでしょう。

琉球畳を使った和室のリフォーム例

築年数の経った和室も、縁なし半畳の琉球畳を市松模様に敷くことでモダンな雰囲気に早変わりする

写真提供:有限会社白澤畳店

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