木造アパートの防音対策!壁・床の簡単リフォームで音の問題を解消

リフォーム/塗装
  • リフォーム・リノベーション
  • 原状回復
  • 修繕・補修
公開日:2018年9月2日
更新日:2022年5月20日
木造アパートの防音対策!壁・床の簡単リフォームで音の問題を解消1

一般的な木造賃貸アパートは、遮音性の低さから騒音トラブルを招きやすく、入居率低下の一因になっています。一方で、手軽なリフォームで防音効果を上げることも可能です。「今から防音対策なんて無理」と諦めていた大家さんも必見の、手軽にできる木造賃貸アパートの防音対策をご紹介します。

入居者の不満は「騒音」がトップ。木造賃貸アパートの防音対策は不可欠

賃貸入居者へのアンケートで、住んでいる部屋に対する不満のトップは、常に「上下階、隣の部屋の生活騒音」です。建物の種類の割合は、賃貸マンションより賃貸アパートの比率の方が高くなっています。

「賃貸だから仕方がない」「共同住宅のマナーの問題」と放っておけばトラブルや退去の引き金になり、入居率の悪化や収入ダウンに直結しかねません。

長期安定経営には快適な住環境の提供が不可欠。生活騒音は建物に基因する面も大きいと自覚して、大家さんが早急に取り組むべきポイントです。

なぜ木造は音が響くのか?

なぜ、木造賃貸アパートは騒音の不満が多いのでしょうか。それは構造的な要因が大きく影響しています。まず生活音の種類と遮音性能について知っておきましょう。

住宅の生活騒音には、大きく2つの種類がある

(1)空気で伝わり壁を通る「空気伝播音」

「空気伝播音」は、話し声やテレビなどの隣室の音源が空気で伝わり、壁を通り抜けて聞こえる音です。

木造アパートの防音対策!壁・床の簡単リフォームで音の問題を解消2

空気伝播音の遮音性能は、壁の透過損失を示す「D値」で表し、数字が大きいほど性能が高くなります。隣戸との戸境壁(界壁)については、マンションが「D45-50」程度なのに対して、一般的な木造アパートは「D30以下」(壁内が空洞の場合は「 D20-25」程度 )。「共同住宅としては、D40程度の性能は欲しい」と専門家は指摘しています。

(2)床が振動して響く「床衝撃音(固体伝播音)」

上階の足音や落下音のように、直に床が振動して下階に響くのが「床衝撃音(固体伝播音)」です。

木造アパートの防音対策!壁・床の簡単リフォームで音の問題を解消2

床衝撃音は、下の階の音圧レベルを示す「L値」で表し、数字が小さいほど性能が高くなります。マンションは「L40−50」、一般的な木造アパートは「L70−75」。これまた後者が低く、「L60」 程度まで高めたいところです。

防音対策の基本をおさえる

こうした生活騒音への防音対策の基本は、音源の特性を踏まえて「吸音」「遮音」「制振」を適切に組み合わせることがポイントです。

建物の構造や内装材の仕様によって、どの周波数の音がどう伝わるかが違い、同じ防音材を使っても効果に差が出てしまいます。それぞれの特性と相性を知った上で、もっとも効果的な防音材を選び、正しく施工することが重要です。

音の特性を踏まえて「吸音」「遮音」「制振」を組み合わせる

こうした生活騒音に対する木造賃貸アパートの防音対策の基本は、音源の特性を踏まえて「吸音」「遮音」「制振」を適切に組み合わせることがポイントです。

建物の構造や内装材の仕様によって、どの周波数の音がどう伝わるかが違い、同じ防音材を使っても効果に差が出てしまいます。それぞれの特性と相性を知った上で、もっとも効果的な防音材を選び、正しく施工することが重要です。

効果を高めるための防音対策3つのポイント

① 遮音

音の侵入や漏出を防ぐこと。質量が大きくて厚い素材ほど遮音性能が高い

② 吸音

音を反射させずに吸収することで、通過する音を減らす。多孔質の素材が向く

③ 制震

固いモノを伝っていく音を抑えること。クッション材などで音の伝道を遮断

この記事をシェアする

関連する企業レポート

関連するセミナー・イベント

関連する記事