近年の人気設備ランキングで「宅配ボックス」と「無料インターネット」の上昇が目立つ。物件の競争力を高めるために、導入を検討しているオーナーも多いだろう。ただ、どちらも仕組みが異なる複数のタイプがあり、選ぶ際に迷う方もいるのでは？そこでタイプ別の特徴やメリット、注意点などをご紹介しよう。どのタイプが適しているのかは、物件やオーナーの状況によって変わるため、各設備やサービス提供会社から説明を受け、見積もりを取った上で比較・検討して欲しい。

宅配ボックス

インターネット通販の利用が増えるにつれ、宅配ボックスのニーズが高まっている。入居者からは「仕事で不在の時間帯でも受け取れて便利」など喜びの声が多く聞かれる。屋内設置型が主流だが、雨天に耐えられる防水タイプも登場している。

どんな種類がある？

施錠の仕方で大きく2種類に分かれる。費用・防犯性・管理が検討のポイント。

インターネット設備

いまや生活に不可欠なインターネット。差別化を図り「無料インターネット」を導入する物件も増えている。ただし「速度が遅い」「つながりにくい」など入居者から不満が出ることも。物件の規模や状況に適したタイプを選びたい。

どんな回線方式がある？

主に電柱から物件の共用部までは光ケーブルで接続。各室内への配線方法で違いが出る。

Wi-Fi（無線接続）対応にするには？

入居者がスマホやタブレットで利用するには、Wi-Fi環境の整備が欠かせない。

※この記事内のデータ、数値などに関する情報は2018年9月5日時点のものです。

文／藤谷 スミカ　イラスト／古藤 みちよ（asterisk-agency）

ライタープロフィール
藤谷 スミカ（ふじたに・すみか）
同志社大学文学部英文学科卒。広告制作プロダクション、情報誌出版社を経て、フリーランスのコピーライターとして30余年。ハウスメーカーの実例取材記事、注文住宅、リフォーム、土地活用に関する情報誌の記事、企業PR誌の著名人インタビュー記事、対談記事、企業単行本の執筆等を手がける。