2023年版住みたい街&街の住みここちランキング発表!独自の評価法「因子別ランキング」で街の魅力を深堀り

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公開日:2023年9月13日
更新日:2024年3月8日
2023年版住みたい街&街の住みここちランキング発表!独自の評価法「因子別ランキング」で街の魅力を深堀り1

大東建託(株)が毎年行っている「街の住みここちランキング&住みたい街ランキング」。街や駅のランキング調査は各社が行っていますが、同ランキングでは、生活利便性や行政サービス、親しみやすさといった「因子」をさらに細かい項目に分けて、様々な角度から街の魅力を調査しています。今回は、「因子別」ランキングに注目して、全国の街の評価を見てみましょう。

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気になる「生活利便性」は賑わいや商業施設など26項目

「街の住みここちランキング」では、全国の市区町村を対象に、住まいの総合評価(居住満足度)に加えて、因子別に住みやすさをランキング化しています。

生活利便性因子には「賑わい」や「おしゃれ・洗練さ」、「デパート・大型商業施設等」など26の設問があり、ランキング上位は次の通りでした。

街の住みここち(自治体)ランキング<因子別:生活利便性>
1位 神奈川県横浜市西区
2位 福岡県福岡市中央区
3位 沖縄県中頭郡北谷町
4位 大阪府大阪市北区
5位 大阪府大阪市中央区

 

2023年版住みたい街&街の住みここちランキング発表!独自の評価法「因子別ランキング」で街の魅力を深堀り2

トップ3は、いずれも大型商業施設などが揃っている自治体で、10位までには、郊外の街(沖縄県中頭郡北谷町・愛知県長久手市)もランキング。2位の福岡県福岡市中央区は他の因子も合わせた総合順位でも5位となっています。ちなみに、総合順位で1位だった東京都中央区は7位に入りました。

「交通利便性」はやはり東京と大阪の行政区が上位を独占

続いては「幹線道路へのアクセス」や「都心へのアクセス」、高速道路へのアクセス」などが設問項目となっている交通利便性。

街の住みここち(自治体)ランキング<因子別:交通利便性>
1位 東京都中央区
2位 東京都港区
3位 東京都文京区
4位 大阪府大阪市天王寺区
5位 大阪府大阪市福島区

 

2023年版住みたい街&街の住みここちランキング発表!独自の評価法「因子別ランキング」で街の魅力を深堀り2

「交通利便性」因子の1位は総合順位でも1位の東京都中央区。やはり東京23区と大阪市24区が上位を占めるなか、唯一トップ10に入った千葉県浦安市は昨年11位から順位を上げてランクインしました。

公共施設の充実やゴミ収集頻度などの「行政サービス」は?

あらゆる世代にとって大事なのが行政サービス。自治体によって力を入れているサービスは異なりますが、住みやすさを左右する大きな要素です。

街の住みここち(自治体)ランキング<因子別:行政サービス>
1位 北海道上川郡東神楽町
2位 長野県上高井郡小布施町
3位 愛知県長久手市
4位 山梨県中巨摩郡昭和町
5位 沖縄県中頭郡嘉手納町

 

2023年版住みたい街&街の住みここちランキング発表!独自の評価法「因子別ランキング」で街の魅力を深堀り2

1位は昨年9位だった北海道上川郡東神楽町。トップ10のうち8つの自治体は、郡部に属する「町」もしくは「村」でした。

項目としては、保育園や小中学校などの教育、子ども医療費無料等の充実度といった子育て世代に向けた行政サービスから、介護施設や介護保険料など高齢者向けのもの、図書館や病院、公園の充実やゴミ収集の頻度の高さなどが評価されています。

静かさや親しみやすさといった目に見えづらい因子も調査

ランキングでは、治安の良さやギャンブル施設などがないことを項目とした「静かさ治安」と、地域のイベントやお祭りなどを項目とした「親しみやすさ」も設問項目に入れています。

「静かさ治安」因子の1位は長野県諏訪郡原村で、同村は「物価家賃」、「自然観光」因子でも2位となっています。「行政サービス」因子と同じく、トップ10のうち8つの自治体は郡部の「町」もしくは「村」でした。「静かさ治安」、「物価家賃」、「自然観光」の3因子は、人口の少ない自治体が上位を占めています。

「親しみやすさ」因子の1位は2年連続で北海道上川郡東川町です。2位の北海道上川郡東神楽町と合わせて、トップ2は北海道上川郡の町でした。3位には、総合ランキングで1位の東京都中央区が入っています。

「防災」因子の1位は2年連続で北海道上川郡東川町

最後に「防災」因子でのランキングです。これは津波や地盤、密集地火災の心配の無さをランキングにしたもので、上位は以下の通りでした。

街の住みここち(自治体)ランキング<因子別:防災>
1位 北海道上川郡東川町
2位 長野県諏訪郡原村
3位 北海道上川郡東神楽町
4位 長野県上高井郡小布施町
5位 千葉県印西市

 

「親しみやすさ」因子と同じく、北海道上川郡東川町が1位で、「静かさ治安」で1位、「物価家賃」「自然観光」で2位の因長野県諏訪郡原村が続きます。トップ10のうち、7つの自治体は郡部ですが、9位に神奈川県横浜市青葉区(昨年12位)が新たにランクインしました。

まとめ

「住みここちランキング」ではこれらの因子が総合的に判定され、1位「東京都中央区」、2位「愛知県長久手市」、 3位「兵庫県芦屋市」という結果になっています。

しかし、因子別にみるとそれぞれの上位は、重なる自治体が多いもののバラエティー豊か。当然ながら、すべての条件を満たす街はありません。それぞれの街に独自の魅力があり、ランキング上位にあがる街はその強みをうまく生かし、それを魅力と感じる層が住んでいる(=誘致に成功している)といえます。

ご自身の物件が建つ街はいかがでしょうか?どんな人が住み、どんなサービスが喜ばれる街でしょうか。大家さんはいま一度、因子項目を参考に深堀りしてみて、物件の間取りやデザインがエリアのターゲットに合っているかどうかを検討してみても良いかもしれません。

※この記事内の情報は2023年9月13日時点のものです。

取材・文/石垣 光子

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