2023年「借りて住みたい街」はどこ?LIFULL HOME’S「住みたい街」首都圏ランキングから読み解く

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公開日:2023年2月28日
更新日:2024年3月14日
2023年「借りて住みたい街」はどこ?LIFULL HOME’S「住みたい街」首都圏ランキングから読み解く1

LIFULL HOME'Sが1年間の売買と賃貸物件の検索・問い合わせ数を集計し、ランキングにまとめた「買って住みたい街」「借りて住みたい街」。新型コロナウイルスの影響の残る2022年、賃貸物件を探す人の動きに変化はあったのでしょうか?「借りて住みたい街」首都圏版を中心に、ランキングから抜粋してご紹介します。

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2023年も住みたい街トップ3は「本厚木」「大宮」「八王子」。郊外化の動きは継続

首都圏版の「住みたい街」ランキングについては、上位5位は以下のようになっています。

2023年 みんなが探した!住みたい街ランキング(首都圏版)

1位 本厚木(小田急小田原線)|神奈川県 2022年:1位
2位 大宮(JR京浜東北・根岸線他)|埼玉県 2022年:2位
3位 八王子(JR中央線他)|東京都 2022年:4位
4位 柏(JR常磐線他)|千葉県 2022年:3位
5位 三鷹(JR中央線他)東京都 2022年:7位

 

2023年「借りて住みたい街」はどこ?LIFULL HOME’S「住みたい街」首都圏ランキングから読み解く2

3年連続でランキング1位になった本厚木駅

1位の「本厚木」は2021年(2020年分集計)から3年連続の1位です。2位の「大宮」は2022年6月30日までが対象期間であった中間発表では1位でしたが、最終的に今年も2位となりました。

いずれも準近郊・郊外の駅で、東京都心部へのアクセスは1時間以内。比較的のんびりした環境でありつつ、駅周辺は商業施設に恵まれています。

6位「葛西」が23区内唯一のトップ10入り。平均家賃はどのくらい?

続いて、ランキングの6位から10位を見てみましょう。

2023年 みんなが探した!住みたい街ランキング(首都圏版)

6位 葛西(東京メトロ東西線)|東京都 2022年:6位
7位 川崎(JR京浜東北・根岸線他)|神奈川県 2022年:10位
8位 町田(小田急小田原線他)|東京都 2022年:11位
9位 蕨(JR京浜東北・根岸線)|埼玉県 2022年:8位
10位 西川口(JR京浜東北線・根岸線)|埼玉県 2022年:5位

 

6位に23区内である「葛西」がランクイン。2021年から同じ順位をキープしています。50㎡以下の平均家賃は101,413円で、1位の「本厚木」73,522円、2位「大宮」90,259円あたりと比較すると高いものの、東京メトロ沿線では割安といえます。

トップ10で最も平均家賃が高いのは5位の「三鷹」。平均家賃121,967円となっており、エリア・沿線ともに以前からの人気の高さが家賃に反映されています。

2022年から徐々に都心回帰へ戻りつつある傾向

2023年「借りて住みたい街」はどこ?LIFULL HOME’S「住みたい街」首都圏ランキングから読み解く2

23区内で注目されている北千住

ランキングでは、「葛西」以外にも10位圏外に12位「池袋(前回12位)」、15位「荻窪(前回14位)」、16位「三軒茶屋(前回21位)」など、都心周辺の人気は徐々に回復へと向かいつつあります。

他にも20位「北千住」(前回15位)や21位「高円寺」(前回18位)、24位「新小岩」(前回19位)、26位「亀有」(前回29位)がトップ30にランクイン。23区内でも、相対的に賃料が安いエリアが注目されているようです。

ちなみに「亀有」は、1月に発表された『住みやすさのわりに家賃が安い駅ランキング (一人暮らし 都心通勤・通学編)』で1位でした。

注目!次に人気が上がる駅は?大きく順位を上げたのは「笹塚」

2023年「借りて住みたい街」はどこ?LIFULL HOME’S「住みたい街」首都圏ランキングから読み解く2

2022年から一気にランクアップした笹塚駅

今年ならではの傾向や前年からの変化などはあるのでしょうか?ランキングでトップ100に入った駅のうち、2021年のランキングから順位を上げた駅を、ランクアップの幅が大きい順に集計した「急上昇ランキング」は以下のようになっています。

2023年 借りて住みたい街「急上昇ランキング」(首都圏版)

1位 笹塚(京王線)|東京都 2022年:114位→2023年:71位(43アップ)
2位 所沢(西武池袋線他)|埼玉県 2022年:94位→2023年:54位(40アップ)
3位 町屋(東京メトロ千代田線)|東京都 2022年:121位→2023年:86位(35アップ)
4位 中野坂上(東京メトロ丸の内線他)|東京都 2022年:109位→2023年:75位(34アップ)
5位 鶴見(JR京浜東北・根岸線他)|神奈川県 2022年:73位→2023年:41位(32アップ)

 

ランキングの1位は、京王線・京王新線で新宿まで約5分で行くことのできる「笹塚」。その高い交通の利便性から「都心方面にわずかに戻り始めた賃貸ニーズの受け皿となっている」と分析されています。

2位の「所沢」は乗り換えなしで「新宿」や「池袋」へアクセス可能。こちらはテレワーク需要でランクアップ。3位の「町屋」は都内では安価なエリアとして、賃貸需要が高まっているようです。

6位以下は「入谷」、「蒲田」、「溝の口」、「押上」、「白金高輪」と23区内または近郊の駅が続きました。

テレワーク定着と物価上昇で家賃と利便性のバランスの良い街が人気

ランキング上位に入っている駅にあてはまる特徴として、コストと利便性のバランスが優れていることが挙げられます。LIFULL HOME’S総研では共通点を以下のようにまとめています。

  1. 都心方面に鉄道の乗り換えなしでダイレクトアクセスが可能
  2. 郊外ならではの手頃な家賃相場
  3. 落ち着いた居住環境・集権環境
  4. 駅勢圏(駅周辺の繁華性が高いエリア)が比較的広く、都心・近郊の街と大きく変わらない生活利便性

2022年、東京都の移動人口は転出過多の月が多いのに対し、周辺3県は転入超過。テレワークの定着と物価高により比較的賃料が安く、オンとオフの切り替えがしやすい郊外エリアの人気は、2023年になってからも引き続き継続すると見られています。

※この記事内のデータ、数値などに関する情報は2023年2月28日時点のものです。

文/石垣 光子

出典元の調査データを詳しく見る

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