防犯カメラをアパート・賃貸マンションに設置するときのポイントを解説!費用や導入の流れは?
防犯意識の高まりとともに設置件数が伸びている防犯カメラ。賃貸住宅も例外ではありませんが、過去に建てられたアパートや賃貸マンションにはまだ設置されていないところも多く、設置を検討しているオーナーも多いのではないでしょうか。今回はアパートや賃貸マンションに防犯カメラを設置するときの注意点や、カメラの選び方などの基礎知識を解説します。
アパート・賃貸マンションにおける防犯対策の必要性
賃貸住宅の防犯最新事情
2024年7月にアットホーム(株)から発表された『住まい探しと防犯意識の実態調査』によると、賃貸住宅に住む4割以上の人が長期不在時に自宅の防犯について不安に感じていることがわかりました。
しかし、自分でできる防犯対策は半数以上が「カーテンを閉める」「戸締りを念入りに確認する」といったもの。「玄関や窓に補助錠を付ける」17.6%、「室内にカメラを設置する」9.4%など、新たに防犯設備を導入して積極的に対策している人はそう多くありません。
そのせいもあるのか、「防犯のために欲しい住まいの設備」に「防犯カメラ」を挙げる人も多く、男性で54.4%、女性で48.1%という結果に。防犯カメラがあることで「家賃に上乗せしても良い」と思う金額は平均1,811円でした。
入居者のセキュリティと安心感
同調査では、「これまでに実際に自宅または自宅周辺で防犯面に不安を感じたことがありますか?」という質問に対し、42.1%が「ある」と答えています。そのうち15.4%が実際に引っ越しをし、引っ越しを検討したのが29.4%でした。セキュリティの低い賃貸物件では、入居者が退去してしまうリスクがあるのです。
少し前の話ですが、町の治安悪化に悩んでいた愛知県刈谷市で、街頭への防犯カメラ設置を増やすことで、2012年→2017年の5年間で刑法犯認知件数が半分近く減少しました。防犯カメラの設置により犯罪抑止力が高まることがわかります。ちなみに刈谷市では、賃貸共同住宅などの駐車場への防犯カメラ設置に助成金も出しています。
問題行為への抑止効果
防犯カメラは、設置することで直接犯罪を防ぐものではありません。しかし、防犯カメラがあることで人はカメラに映ることを意識し、人にとがめられるような行為をしづらくなります。
ゴミを分別せずに出す入居者や、共用部分を汚したり破損したりする入居者がいた場合、特定できるのはもちろん、問題行為自体を抑止する効果もあります。
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アパート・賃貸マンションに設置する防犯カメラの種類と選定ポイント
防犯カメラには屋外用と屋内用があり、それぞれ目的と機能が異なります。
屋外用防犯カメラの特徴
屋外用防犯カメラは、建物に出入りする人の監視や駐車場での車上荒らし、不法駐車、駐輪場への無断駐輪や放置自転車などを抑止する、または記録する役割があります。風雨にさらされるため、防水・防じん機能が付いているものがほとんどで、屋内だけでなく屋外の設置も可能です。
多くはバレット型と呼ばれる筒状のタイプで、犯罪抑止の効果を狙って、あえて目立つデザインにしているものもあります。人感センサーを搭載しているタイプもあります。
屋内用防犯カメラの特徴
屋内用防犯カメラは共用部分の内装に馴染みやすく、圧迫感の少ないデザインのものが一般的。よく見かけるのが、天井に取り付けられたドーム型のタイプです。バレット型と同じく、人感センサーを搭載しているタイプもあります。機種によっては屋外にも設置が可能ですが、設置は雨風にさらされない場所である必要があります。
きれいな映像の撮影に必要な画質、撮影範囲、夜間性能は?
防犯カメラで鮮明な映像を撮影するためには、200万画素程度の画素数が必要です。他にも様々な機能があり、広角で撮影できるタイプやスマートフォンなどで確認・遠隔操作できるタイプがあります。
また、夜間の撮影には暗視機能も欲しいところ。赤外線LEDを搭載したタイプであれば、暗いところでも鮮明な画像を撮影できます。室内であってもエレベーターホールなどは暗い場合があるため、夜間撮影に対応しているタイプを導入するとより安心です。
防犯カメラの設置にかかる費用
防犯カメラの価格は機能や画素数によって大きく変わりますが、簡易的に設置できる物を除けば、だいたい1台あたり3~10 万円程度のものが多く出回っています。
本体価格の他にかかる費用として設置工事費があります。防犯カメラを動かすために電源をとる配線工事などが必要で、防犯カメラを設置する場所や環境によって工事費が変動します。新築時よりも既存の建物に後付けする場合の方が工事費は高く、15〜20万円程度が目安となります。
その他には、定期的な点検などの保守を行う必要があり、故障の際は別で費用がかかります。ただ、設置する会社によってはアフターフォローとして対応している場合があります。
購入とリース、どっちがおトク?
防犯カメラを扱っている会社には防犯カメラ専門会社やセキュリティ会社など様々な形態があり、それぞれサービスも異なります。導入の方法は購入とリースがあり、購入の場合の導入費用はカメラ本体価格×台数+設置工事費、リースの場合は月数千円〜数万円と幅があります。いずれの場合もアフターメンテナンスの度合いなどサービス内容が異なります。
こう見ると購入よりもリースの方が、初期投資は少なくおトクなように思えますが、リースは契約期間中の解約が難しく、長期的に見ると総コストが高くなることがある点にも注意しましょう。リースの場合、防犯カメラはリース会社のものですが、購入した場合は資産に組み込むことが可能です。
防犯カメラそのものの品質や費用面はもちろん、アフターサービスも確認したうえで複数の会社から見積もりを取って検討することをおすすめします。
注意しておきたい法規制とプライバシーの配慮
法的な側面と個人情報保護
防犯カメラの映像によって個人を特定できる場合、その映像は個人情報にあたります。個人情報保護委員会によるQ&Aでは、『カメラの設置状況等から利用目的が防犯目的であることが明らかである場合には(中略)利用目的の通知・公表は不要』とされているものの、個人情報が取得されていること=防犯カメラが作動中であることは掲示するのが望ましい、としています。
また、防犯カメラで撮影した映像の管理には細心の注意を払いましょう。万が一紛失したり、流出したりしてしまった場合は個人情報保護法に触れるおそれがあります。
入居者への通知と同意
防犯カメラの設置に関して、自分が所有する物件であっても、入居者に知らせることなくいきなり防犯カメラを設置するのは避けた方が良いでしょう。告知しなければいけないという法的義務はありませんが、トラブルを避けるためにも、防犯カメラ設置の目的や設置場所と撮影範囲、映像の取り扱いについてはあらかじめ告知することをおすすめします。
設置場所とプライバシー問題への配慮
設置の際は、防犯カメラによって入居者のプライバシーが害されないように配慮する必要があります。エントランスや共用廊下などに設置するのが一般的ですが、室内の様子や宅配ボックスの暗証番号などが映らないようにしましょう。
また、屋外用防犯カメラの設置については近隣の住宅へのプライバシーにも十分な配慮が必要です。住宅の窓や玄関を映さないように設置場所と撮影範囲に注意しましょう。
賃貸住宅での防犯カメラ導入なら未来ネットがおすすめ
ここまで防犯カメラにかかる費用や設置の注意点を見てきましたが、賃貸住宅に特化して防犯カメラを設置してくれる会社があることをご存じでしょうか?それが未来ネットです。
未来ネットの賃貸アパート・マンションへの防犯カメラ設置の流れや導入事例について、代表取締役の毛利山さんに話を伺いました。
インターネット提供会社として大家さんの困りごとを解決するうち、満室経営を実現するためのサービスを拡大。防犯カメラの設置も手がけるように。口コミやリピートも多く、全国で反響を得ている“大家さんの強い味方”。
「弊社が賃貸オーナー様に高い支持をいただいている理由のひとつが、防犯カメラを含めた賃貸住宅全体の問題解決力にあります。
「防犯カメラの設置位置のご提案から、使用方法のマニュアルのご提供もちろん、ご希望があれば防犯カメラも含めた建物全体の防犯計画をご提案することもできます。また、インターネットとあわせての導入で遠隔確認にも対応しています」と毛利山社長。
「気になる費用面は、防犯カメラの種類と設置台数によって変わりますが、設置のみの場合はカメラ1台あたり16 万円~。弊社インターネットネット設備とあわせて導入なら1 台10 万円~、故障時は無償で交換します。
金額にも自信があるので、相見積もりは大歓迎です。強引な営業は決してしませんのでお気軽にご相談ください」と毛利山社長。料金面も魅力ですが、それだけでなく、一人ひとりへの細やかな対応が評価されて、リピートする大家さんが多いそうです。
防犯カメラ設置の相談はこちら防犯カメラ導入の流れ
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①ホームページや電話でお問い合わせ
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②物件・現地調査
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③見積もり提出
設置場所や台数など希望を聞いたうえでふさわしい機種等を提案。概算見積もりも可能
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④設置工事 半日〜1日程度
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⑤画角調整・遠隔操作説明
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⑥保守・メンテナンス
物件の視察から工事まではおよそ1カ月程度。取り付け前に、相談すればハンディモニターによる画像のチェックもできます。また、防犯カメラの取り付け工事では各戸への訪問は不要です。
防犯カメラ設置の相談はこちら防犯カメラの設置事例とその効果
不審者侵入防止のため、入り口導線に防犯カメラ2台設置
ごみ置き場の治安維持・駐車場のトラブル防止のため防犯カメラ8台設置
駐車場/駐輪場のいらずらや盗難防止のため、死角のないようにカメラ7台設置
・数社の見積もりを取りましたが、一番安く、経費を抑えることができました。(賃貸物件建築会社) ・設置場所もご提案していただき、問題なく運用できております。(マンションオーナー) ・遠隔地からスマホで映像確認もでき、ゴミ置き場が常にキレイな状態になりました。(マンション管理会社) |
防犯カメラ以外のセキュリティ設備も多数提供
未来ネットでは、防犯カメラ以外にも防犯面での様々なサービスを提供。オートロックなども取り扱っています。
「防犯カメラ単体での家賃アップは難しいのですが、弊社の主力商品でもあるインターネット設備や宅配ボックスの設置で空室対策をはかることができます。各設備を同時に施工することで導入費用もお安くできます」(毛利山さん)
未来ネットのサービスは、実際に賃貸物件を経営する大家さんのニーズを受けて取扱いを始めたものがほとんど。賃貸集合住宅での施工実績が豊富なため、防犯面でもオーナーに寄り添った提案がかなうはず。所有物件のセキュリティ面が気になっている賃貸オーナーは、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか。
※この記事内の情報は2024年11月20日時点のものです。
取材・文/石垣 光子
ライタープロフィール
石垣 光子(いしがき・みつこ)
情報誌制作会社に10年勤務。学校、住宅、結婚分野の広告ディレクターを経てフリーランスに。ハウスメーカー、リフォーム会社の実例取材・執筆のほか、リノベーションやインテリアに関するコラム、商店街など街おこし関連のパンフレットの編集・執筆を手がけている。
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