間取り変更なしでもできる1K・1Rの空室対策|ナチュラルリノベーションの成功事例
古いワンルームや1Kでも、工夫次第では入居者の心を掴む部屋に大変身します。近年は、特に無垢材を使ったナチュラルリノベーションが人気です。間取り変更なし、3点ユニットバスはそのまま、家賃1万円アップでも即入居が決まったリノベ事例を紹介します。
3点ユニットバス、家賃1万円アップでも即入居のリノベ事例
最近の単身者向け賃貸は、1LDKが主流です。ワンルームや1Kは供給過剰で、築年数を経るにつれて空室化や家賃の低下を招きがちです。とは言え、費用対効果を考えればリフォームにむやみにコストをかけられません。
そんな場合の特効薬が、デザインの一新です。上手に行えば、3点ユニットバスのままで人気物件に再生することも可能です。
近年、多くの入居希望者に好まれるデザインのキーワードは「ナチュラル」です。そこで大切にしたいのが、素材感。クロスではなく珪藻土の壁にする、床を無垢材で張り替えるなど、自然素材を活かした内装に変えてはいかがでしょう。
無垢材の床は、年月を経て深みが増すのも魅力です。傷までも味わいになり、退去の度に張り替えるコストを軽減できます。また、無垢材で壁に棚をつければ収納不足が解決でき、飾り棚にもなってインテリア性が高まります。
実際、無垢フローリングを使用したナチュラルリノベーションで、コストを抑えつつ空室解消に成功したケースはたくさんあります。その好例がこの事例で、一人暮らしの男性にターゲットを絞って行いました。
単身男性をターゲットに、無垢材でナチュラルリノベーションをした事例
この物件では床をオーク無垢材で張り替え、グレーのオリジナルキッチンを設置。男性好みを意識して、ライティングレール、スイッチプレートは黒で統一しています。
単身男性はバス・トイレ別を気にしない人が多いので、3点ユニットバスは既存のままですが、トイレの便座と蓋を木製に替えただけでオシャレで温かみある雰囲気が出ました。
この部屋は家賃1万円アップにもかかわらず、完成後10日で入居が決まったそうです。
Before
築35年、鉄筋RC造のワンルーム(31㎡)の古さが目立つマンションでした。
文/木村 元紀
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