低コストで効果が出やすい!部屋の印象が良くなる床のリノベーションとは
低コストで効果が出やすいリフォーム箇所の一つが床です。床材の張り方は市松、ヘリンボーン、パーケットなどがあり、アカシア、チェリー、唐松など様々な素材があります。張り方と樹種の組み合わせは無限大なので、コンセプトに合わせて最適なものを選びましょう。
同じ床材でも張り方を変えるだけで、部屋の印象は一変
大規模なリフォーム・リノベをするほど予算に余裕がない場合に検討したいのが、ローコストでも効果が期待できるワンポイントリノベーションです。
費用の目安は、賃料の3カ月から1年分以内。金額は20万円台から最大60万円台くらいです。この金額でできることは限られますが、アイデアを駆使すれば、驚くほど部屋の印象が変えられます。
ワンポイントリノベで効果が出やすい箇所の一つが、床です。
床材の張り方は市松、ヘリンボーン、パーケットなどがあり、アカシア、チェリー、唐松など様々な素材があります。張り方と樹種の組み合わせは無限大なので、部屋のコンセプトや入居者ターゲットに合わせて最適なデザインを選びましょう。
アンティークラフ加工を施したオーク材のクリアオイル仕上げ。
リノベ費用12,500円/㎡(材料費)
取材協力・写真提供:nu(エヌ・ユー)リノベーション
こちらは、前の例と同じくオーク材を使用したリノベーション例ですが、ヘリンボーン張りにすると雰囲気が大きく変わります。同じ床材でも張り方を変えるだけで、部屋の印象を一変させることができるのです。
オーククリアオイル仕上げヘリンボーン張り。
リノベ費用9,000円/㎡(材料費)
取材協力・写真提供:nu(エヌ・ユー)リノベーション
床のリノベーションの選択肢としては、床材の張り替え以外にも、部屋の半分を土間にしたり、和室の畳を琉球畳に替えるなどのアイデアもあります。子育てファミリーをターゲットにしているなら、リビングの一部を畳にして、子どもが遊べるスペースをつくるのも喜ばれるでしょう。
アパート1階の部屋の半分を土間にリノベーションした例。自転車を置いたり、作業スペースにできる
写真提供:株式会社市萬、株式会社リビタ
余裕があれば、床に加えて、廊下と居室をつなぐドアの色や素材にこだわったり、特徴的でデザイン性が高い照明を取り入れれば、統一感とインパクトは増します。どうすれば入居希望者に効果的にアピールできるかを考えましょう。
また、ワンポイントリノベーションはリフォーム・リノベーション会社のデザインセンスによっても、その成否が分かれます。工事を依頼する場合は、デザイン力に定評がある会社を選ぶことをおすすめします。
文/木村 元紀
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