入居が決まる人気のリノベはコレ!実例&選ばれポイント
- リフォーム・リノベーション
無垢材の床で差別化を インテリアセンスも大切
内装は自然素材を使ったナチュラル系が男女問わず人気。床を無垢材フローリングに貼り替えるのが近道だ。人気はあるが賃貸では新築でも少なく、大きな差別化が図れる。無垢材の床のメンテナンスを気にするオーナーもいるが、心配はないと小林さんは言う。
「経年で飴色に変わり、かえって味わいが増します。入居者様も大切に住もうという気持ちが湧くのか、大規模な補修が入るケースはあまりありません。もし傷がついても、研磨工具で表面を削ってオイル塗装すれば大丈夫。貼り替えるよりもローコストです」
最後に気を付けたいのがインテリアセンス。IKEAなど安価でお洒落なショップの登場で、インテリア感度の高い借り手が増えた今、部屋に似合わないアクセントクロスや小物を飾るなど、中途半端な演出は逆効果になりかねない。コーディネートに自信がない場合は余計な演出を控え、シンプルにまとめることをおすすめする。
お部屋探しユーザーの閲覧・反響が高かったリノベ部屋5
「Goodroom(グッドルーム)」で閲覧数・反響数の高かったお部屋を大公開!お部屋探し中の人が「住みたい!」と感じた実際の事例を参考にしよう。
1)やはり人気!DIY&カスタマイズ
東急田園都市線「二子玉川」駅から徒歩9分。
ワンルームマンションを1棟丸ごとカスタマイズ賃貸に。無垢の床はナラ、ウォールナットなど4種類、塗り壁は和の色8色を用意。入居者が自分の好きな無垢材と壁色を選べるようにした。都合が合えば一緒に塗装も楽しめる。掲載サイトで一番の注目度となった。
2)むき出しの梁がアクセント レトロ感を活かした古民家リノベ
埼京線「北赤羽」駅から徒歩8分。
古民家の味わいを生かしてリノベした1LDKのテラスハウス。天井や壁を抜いて古木の柱と梁を見せた吹き抜けのリビングは12畳。吹き抜けにはロフトを造り、収納にも趣味空間としても使えるようにした。水廻り設備は一新。高めの家賃でも大人気。
3)ゆるやかにつながりたい人が増えている 入居者共有のシェアキッチン
横浜の相鉄線「天王町」駅から徒歩11分。
ワンルームマンションの最上階を共有ラウンジ&シェアキッチンに。入居者が集って料理や食事が楽しめるようにした。外観が古びたままの物件ながら満室。個室でプライベートライフを確保しつつ、入居者どうしがほどよく交流できる心地良さが人気の秘密。
4)子育て世代に好評 リビングにロフト
JR常磐線「柏」駅から徒歩12分、約80平米の3LDK。
リビング壁にロフトを造作し、その下をデスクスペースに仕立て、ポップな壁紙で愛らしい雰囲気に。キッチンからも子どもが勉強する様子を見守れるのが好評だ。1階の部屋でも人気物件に。
5)一度住んだらやめられない 無垢材の床の部屋
JR総武線「新小岩」駅からバス15分の2SLDK。
床はカバザクラの無垢材。壁を撤去して広げた21畳大のリビングは明るく開放感いっぱい。寝室との仕切り壁にも室内窓を設けて視線の広がりを演出。日当りの良い窓際を土間風のサンルームに。設備は既存、駅遠の立地ながら即入居が決まった。
番外編)意外!アーチ型開口は男性にも人気
1Kなど小さめの部屋の場合、出入り口をアーチ型の開口にするのもおすすめ。部屋のアクセントになり、扉を付けるより費用も抑えられる。小林さんいわく「アーチのデザインは女性好みだと思われがちですが、男性にも大好評です」
※この記事内のデータ、数値などに関しては2017年3月6日時点の情報です。
取材・文/菱沼 晶