入居者が住まいに求める快適性・利便性に応える物件

住まいづくりの技術の進歩、ライフスタイルの変化に伴い、持ち家だけでなく賃貸住宅に求められるクオリティも上がってきている。そんな今、注目を集めているのが、「オール電化×IoT」の賃貸住宅だ。

関西電力（株）が提供するオール電化をベースに、IoT設備を備えた物件が関西にも登場し、竣工前に満室となったという。

外観はメンテナンスしやすく、高級感のあるタイルを採用

コンパクトながら上質感のある、オートロックのエントランス

荷物受け取りはもちろん、発送もできるコンピュータ式の宅配ボックスで付加価値をアップ

「時間の有効活用」「利便性」、入居者ニーズに応えるIoT

東名阪に居住の20～40代のシングル・ディンクス世帯の男女286名（2018年3月 パナソニック ホームズ調べ）

関西電力と本物件実現のためにタッグを組んだ、パナソニック ホームズ（株）の杉岡潤一さんに、選ばれる「オール電化×IoT賃貸住宅」のポイントを聞いた。

「パナソニック ホームズ」が実施したアンケート（※1）をもとに、”帰宅してからの時間を有効に使いたい””在宅時間が短いので利便性を高めたい”といったシングル・ディンクスの声に応え、さまざまな工夫を凝らした物件です」と杉岡さん。

※1「 IoT賃貸住宅に関するWebアンケート」

中でも評価が高かったのが、やはりIoT設備だったという。

「実際に入居した方に決め手を伺うと、”スマートフォンのアプリを通して、外出先から家電を操作することができる””帰宅時間に合わせてエアコンで室温をコントロールしたり、お風呂のお湯張りをしたり、防犯のためにシャッターを閉めたりまでできて便利”といったご意見が多く、IoTの設備面が高く評価されています」（杉岡さん）

また、各戸にスマートリモコンが設置されていて、在宅時は音声での操作が可能。さらに、エントランスにあるスマート宅配ロッカーでの宅配便の受け取り・発送なども行える。まさに、忙しい現代の入居者が求めるスマートな生活というニーズに応え、選ばれている物件だと言えるだろう。

「人気設備の導入はもちろんですが、このように設備をコントロールできる機能を備えた賃貸物件は、今後増えていくだろうと予測しています」（杉岡さん）

家電や通信機器の性能が上がり、最大限活用したい人が増加。賃貸でもその快適さや利便性、安心をより高いレベルで求めるようになっている。

IoT化された物件のイメージ。入居者が住まいに求める利便性をかなえる

（左）本物件の室内には声に反応するスマートリモコンを設置／（右）スマートフォンにアプリを入れれば外からでも操作が可能