所さんの「世田谷ベース」増築時の仕様を用いた”GLB”

「住宅プロデュース」の観点にこだわり、コンセプト重視の設計＆建築を数多く手掛けてきたLDK（エルディーケー）。ライフスタイル雑誌「デイトナ」とタッグを組んで開発した建築ブランド『DAYTONA HOUSE（デイトナハウス）』で今、クルマ好きの心を射止めている。

なかでも賃貸オーナーに注目してほしいのが『GLB』。同社が手掛けた所ジョージさんの「世田谷ベース」増築時の仕様を用いたガレージアパートだ。

１階にガレージ空間、２階に大きな吹き抜けのある居住空間を設けたメゾネット賃貸住宅で、ガレージはクルマ1台+バイク1台、バイクだけなら3台を格納できる広さがある。最大の特徴は、“剥き出し感”を生かしたデザイン。

艶消し黒の鉄骨の素材感をあえて露出させたスタイリッシュなガレージ空間は、他に類を見ない。まるで基地のような特別感があり、空間演出の幅が広がるのも魅力だ。

1階はガレージ、2階は居室+ロフト

吹き抜けの開放感あふれる居住スペース

オーナーにとっては規格統一によるローコスト化により、鉄骨造ながら建築費は木造の１・１〜１・２倍程度と低く抑えられ、入居者にとっては自分スタイルのオリジナル空間に仕立てていく喜びが味わえる。ありきたりの物件では生まれない“愛着”が入居者の心に芽生えるため、退去率も極めて低い。

（株）LDK　代表取締役　玉田 敦士さん

「自分が好きな世界を創り出したいというクルマ＆バイク好きの琴線に触れるスタイルを追求しました。熱烈なファンが多く、竣工前に満室になることがほとんどですね。

テレワークの普及などで都心の立地の優位性が低下するなど、人々の住まいに対する価値観が変化する今、これからの時代は画一的な賃貸住宅ではなく、住み手のライフスタイルに対応したテーマ性のある物件づくりが重要になるでしょう」

また、鉄骨材の露出と聞くと「冬は室内が寒いのでは？」と思われるかもしれないが、その点も心配はない。鉄骨パネル全面に板状の断熱材を入れた外断熱構造の住宅で、最新の省エネ基準をクリア。冬は暖かく、夏は涼しい快適な居住性を実現している。

冬も暖かい高性能の断熱材

寒冷地でも対応可能な断熱材「ネオマフォーム」を外壁全面と屋根に使用。木造住宅よりも格段に高い断熱性能を実現している。

雑誌やSNSでファンを獲得。相場より高家賃でも大人気

他にない鉄骨の素材感と吹き抜けの居住空間。自由に位置を変えられる棚シス テムなどカスタマイズで借り手の愛着が深まる

気になる客付けの面でも心強い。クルマやバイク愛好家にターゲットを絞り、雑誌『デイトナ』とタイアップした連載ページやSNSを活用して熱烈なファンを増やしている。

さらに、デイトナハウスのwe bサイトで会員向けの入居者募集も行っている。建築中の新築物件はもちろん、満室の物件も掲載され、入居希望者がサイトに登録しておけば、空室が出た時に優先的に案内を受け取れる仕組みだ。

雑誌『デイトナ』とのタイアップで認知を高める

建築中から人気雑誌デイトナで賃貸情報をリリース。雑誌、SNS、WEBのメディアミックスで物件のファンを育てているため、高い集客力を実現。竣工前に満室になることも多い。

また、一般の賃貸住宅と違って、クルマやバイク愛好家は駅からの距離をさほど気にしない。実際、駅遠の立地でも入居者ニーズは高く、相場の１・５倍の賃料にもかかわらず、竣工前に満室になった事例も珍しくない。オフィスやアトリエとして利用する人も多く、客層が広いのも強みだろう。

ペット可、事務所利用など幅広いニーズに応えられる

ビニールクロスをほとんど使用していないのでペット可にしやすい。さらに２階をオフィスにしたSOHOや趣味のアトリエとしての利用も多く、幅広いニーズが見込める。

同社では土地の形状に合わせたプラン作成サービスを無料で提供している。興味が湧いた方は、一度気軽に問い合わせてみてはいがだろう。

※この記事内のデータ、数値などに関する情報は2021年2月16日時点のものです。

取材・文／菱沼 晶

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