意外な結果に!一人暮らしの人は靴をどこに収納している?収納のお悩みから読み解く空室対策のヒント
気付けば増えてしまいがちな靴や傘。かさばりやすいアイテムですが、みなさんはどこに収納しているのでしょうか?LIFULL HOME'Sが一人暮らしの20歳~69歳の男女を対象に実施した「靴と傘の数・玄関収納に関する調査」で分かった、空室対策のヒントにもなる意外な結果をご紹介します。
【登録はすべて無料】オーナーズ・スタイルでは様々なメディアで情報を発信中!
お役立ち情報を 週2回無料で配信中! |
約100pの情報誌を 年4回無料でお届け! |
||
オーナーズ・スタイル お役立ちメルマガ
|
賃貸経営情報誌 オーナーズ・スタイル
|
一人暮らしの人が持っている靴は平均8足、柄の長い傘は2.4本
まず、自分用の靴と柄の長い傘の所持数については平均8足、傘の平均所持数は2.4本という結果になりました。靴が最も少ない人が1足、最も多い人で70足も持っていました。柄の長い傘の最小は0本で、最も多い人は35本でした。
男女別では男性の靴の平均は5.5足、女性は10.5足と、女性のほうが倍近くになっています。しかし、傘は男性2.1本、女性2.7本と、こちらはあまり男女差がありませんでした。
年齢別では、靴・傘の数ともに最も持っている数が少なかったのは男性・女性ともに20代で、男性は靴の数の平均が3.8足、女性は7.2足。傘の平均所持数は男性1.3本、女性1.8本でした。
逆に最も多かったのが男女ともに50歳代で、男性は6.9足、女性13.8足。傘の数は男女ともに60歳代が最も多く男性3本、女性3.6本という結果に。いずれも年代が上がるにつれて、持ち物が増える傾向にあるようです。
シューズボックスに入りきらない場合はどこに収納している?
LIFULL HOME’S賃貸サイトに掲載※されていた物件のうち、シューズボックスありの割合は7割弱だそう。そもそもシューズボックスがない場合や、靴が多すぎてシューズボックスに入りきらないことは十分にありえます。
※11月のある時点で掲載されていた東京都の賃貸マンション・賃貸アパート(間取り:ワンルーム・1K・1DK)から
「玄関のシューズボックス以外に靴を収納していますか?」の質問に対して、「はい」と回答した人は39.4%。約4割もの人が、シューズボックス以外の場所に靴を収納していることが分かりました。「はい」と回答したのは男性32.5%、女性は46.2%で、半数近くの女性が玄関に靴を収納しきれていないということになります。
シューズボックス以外の収納場所については、複数回答で以下のような結果になりました(上位5位)。
1位 | クローゼット | 32.4% |
2位 | 押し入れ | 19.6% |
3位 | 室内 | 17.5% |
4位 | その他 | 17.1% |
5位 | 廊下 | 13.7% |
クローゼットや押入れといった靴以外の収納場所のほか、室内や廊下と答えた人は、そもそもしまいきれていないということでしょうか。「その他」の中には、納戸、クローゼットの上吊り棚、物置、ロフト収納、自分で設置した靴置き、車のトランク、ガレージなど様々な場所が挙がっていました。
ほかには10%以下でチェスト・たんす、床下収納、ベランダ・バルコニーなどが挙がっていました。少数ですが、トランクルームやレンタル収納など、家の外に靴をしまっている人もいます。
靴収納の主な悩みは「収納不足」「におい、カビ」
靴の整理や収納についてのお悩みをフリーコメントで答えてもらったところ、次のようなものが挙がっていました。分類別に、コメントを抜粋してご紹介します。
・玄関が狭く、シューズボックスが置けないので、仕方なく隣の部屋に置いている。(60歳代女性)
・下足入れが小さくて収納場所に困っているが、外に出したり室内の収納に靴を入れたくない。(30歳代女性)
・靴箱が無い玄関で更に狭い。靴の置き場がない。どうすれば良いかわからない。(50歳代女性)
・玄関が狭いからシューズボックスを置けない。元々シューズボックスすらもない。(20歳代女性)
・長傘を半分趣味で集めているのだが、アパートだと置き場所に困る。傘立てに入れていてもいっぱいになって時々触れて倒れてしまうことがある。(50歳代男性)
・シューズボックスの上がクローゼットになっているので、臭いが気になる。(60歳代女性)
・部屋自体もだけど、特に靴箱の風通しが悪くてカビが生えること。(30歳代女性)
・長期間クローゼットなどに収納しているとカビが生えないか不安。(20歳代女性)
・季節が来ないと出さない靴は押し入れに入れてあるので湿度が気になる。(50歳代女性)
・収納スペースは十分に確保できているが、湿度の関係で天然皮のメンテナンスに不安がある。(60歳代女性)
・ロングブーツがシューズクローゼットに入らない。(50歳代女性)
・雪道用の背の高い靴が横にしないとシューズボックスに入らない。(30歳代男性)
収納に関しては、カビ・におい・収納場所がないなど、複数の悩みを挙げる人も多くいたようです。
靴の収納不足は断捨離やグッズ利用でカバー
こういった悩みに対して、どのような対策を実践しているのでしょうか。フリーコメントで次のようなものが挙がっていました(抜粋)。
・シューズボックスに入る数しか買わない。新しいものを買ったら履かないものは捨てる。(20歳代女性)
・靴箱に入らない靴は処分する。(60歳代女性)
・市販の靴を交互に2段入れるグッズを使って、狭いシューズボックスに有効的に収納している。(50歳代男性)
・頭上がデッドスペースなので、突っ張り棒を設置して木の板とか、市販である突っ張り棒の上に設置するプレートで収納場所をつくる。(20歳代女性)
収納できない分はそもそも持たないことや、収納グッズを使ったり、収納スペースを自分で工夫して作る人が多くいます。靴のにおいや湿気対策についても、除湿剤や防臭抗菌剤の他、新聞紙や銅製品などを利用していました。
玄関収納スペースを確保できるかどうか。競合との差別化につなげたい
年代が上がるにつれ靴や傘などの持ち物が増えていく傾向から、住み替えの際に荷物が増えている可能性は大いにあります。
お家の第一印象を決める場所でもある玄関。充実した玄関収納は、靴の所有数の多い女性にとっては特に、物件の魅力のひとつであることは間違いありません。今後は室内だけでなく、玄関収納も広く確保できるかどうかが、賃貸経営において競合物件との差別化につながるかもしれません。
※この記事内のデータ、数値などに関する情報は2022年12月27日時点のものです。
文/石垣 光子
【登録はすべて無料】オーナーズ・スタイルでは様々なメディアで情報を発信中!
お役立ち情報を 週2回無料で配信中! |
約100pの情報誌を 年4回無料でお届け! |
||
オーナーズ・スタイル お役立ちメルマガ
|
賃貸経営情報誌 オーナーズ・スタイル
|