家賃滞納が発生!具体的な対応と事前にできる対策とは
オーナーにとって最も身近なリスクであり、初期対応を怠ると大損害に発展する場合もある家賃滞納。1日でも遅れたら「即対応」が基本ですが、具体的に何をすればいいのでしょうか。また、滞納が起こった時に「やってはいけない対応」も知っておきましょう。
「家賃滞納」は些細なことと侮るなかれ
家賃滞納は発生頻度の高いリスクです。しかし、些細なことと侮って、気づけば多大な損害を被るオーナーも少なくありません。
心がけたいのは、「1カ月分の家賃を払えない人は、2カ月分だとますます払えない」という当たり前の事実です。
滞納が始まったら、とにかく即行動が大原則。怠って滞納者を甘やかすと、やがて増長して、「督促したら逆に脅され、暴力をふるわれた」といった事例も実際に起きています。
一日でも遅れたらすぐ電話! 滞納には即対応が原則
対応の一例ですが、家賃の振込みが一日でも遅れたら、すぐに行動です。
大切なお客様ですから、「ご入金が確認できませんが、お調べいただけますか」と電話などで丁寧に尋ねます。
「うっかり」であれば振り込みをお願いし、振込日の約束を交わします。滞納は「うっかり」によるものがほとんどなので、大半はこれで解決です。
入居者には 「丁寧できっちりした大家さんだから、忘れずに振り込まないと」という印象を残せ、滞納予防にもなります。
文/木村 元紀