築古物件の外観をイメージアップさせるにはどうすればいい?

賃貸物件の第一印象を左右するのは外観です。内見に訪れた入居希望者が住みたくなるような、好印象を抱かせるデザインや清潔感が大切です。建物自体の個性を活かしながら、イメージを一新しましょう。新築にはない味わいも生まれて、成約率アップにつながります。

外壁の配色を変えるだけでも、印象はがらりとモダンに変身

部屋探しをしている人が内見に訪れた際、最初に目にするのが「物件の顔」とも言える外観です。

その時点で「古い、汚い」という印象を抱かれてしまうと、いくら室内をきれいにリフォームしていても、この建物に住みたいという気持ちにはなってもらえません。

また、外壁の劣化は見た目の問題だけではありません。ひび割れやサビなどを放置し続けると、雨水などが侵入して建物の寿命を縮めます。早めの修繕で建物の機能や耐久性の低下を防ぐとともに、イメージアップの好機ととらえて、入居者の心を射止める魅力的なデザインの外観にリノベーションしましょう。

 

外観リノベーションの成功例を、3つ紹介します。

一つ目は、外壁を単色から2色塗りに変更し、印象をがらりと変えた例です。全体的に薄汚れていた外壁を白で再塗装し、そこに黒い面を入れてコントラストをつけ、全体を引き締めました。手すりを鮮やかな赤に塗り替えてアクセントを効かせたのも効果的です。配色のセンスだけで、こんなにも印象がモダンに一変します。

外壁を塗り替えたリノベーション例

築27年の鉄骨造3階建。白で再塗装した外壁に、アクセントカラーとして黒を加え、手すりは赤で塗装した。(工事金額/約210万円)

写真提供:株式会社MEコーポレーション

二つ目は、築古の木造アパートの外観を木製ルーバー壁で覆い、プライバシーと美観を両立した例です。この物件は、改修前は道路から一階の部屋の掃き出し窓が丸見えで、プライバシーを確保することが難しい状況でした。

木製ルーバーを利用したリノベーション例

築24年の木造2階建。木製ルーバー、デッキを組み合わせて庭と部屋を連続させ、外からの視線を遮りながら開放感ある暮らしを実現させた。

写真提供:NPO法人モクチン企画

そこで、まず既存の土間コンクリートの上に同じサイズの長いデッキを造り、部屋と外構の間に濡れ縁のような空間を生み出しました。そしてデッキの前に木製ルーバー壁を立て、光や風を室内に取り入れつつ、外からの視線をカットできるようにしました。外観の印象も木の温もりを感じる町家風に変わり、若い入居者の支持を得て満室が続いています。

 

三つ目は、木格子で建物前面を覆って、外観のイメージを一変させた例です。木格子の壁は、外観のイメージを変えるだけでなく、入居者が住んでいるため交換できない部屋の玄関ドアや窓まわりを隠す役割も果たしています。

木格子を利用したリノベーション例

築38年の木造2階建。木製格子で建物を覆い、イメージを一新。木の温もり漂う外観になった。(工事費/約300万円)

写真提供:JPMC日本管理センター株式会社

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