内見(現地見学)で第一印象を良くするコツは?

“物件の顔”を見直すことが「空室対策、初めの一歩」。内見のときに、初めて目に入る部分の第一印象をアップするポイントは…?3ヶ所の共用部、エントランス、ゴミ置き場、駐輪場を整備することが最優先です。
エントランス

大型のマンションであれば扉付きのエントランスホールがありますが、中小規模のアパートでは独立したホールはありません。その場合は、前面道路からのアプローチにあるポスト周辺をエントランスとしましょう。チェックポイントは次の通りです。
- 広告チラシが集合ポストから溢れたり、床に散乱していないか。
- 照明は暗くないか。
- ポストは錆びついたり、壊れたりしていないか。
- 銘板(物件名を書いたプレート)は見やすいところにあるか。汚れていないか。
整理整頓とマメな清掃でキレイに保ち、光量の多い照明器具をつけて夜も明るくします。
不要チラシ専用のゴミ箱を設置したり、チラシ投函禁止のサインを出すことも有効です。エントランス用マットもできれば設置しましょう。塗装やシート張りでカラフルな集合ポストに変えると見栄えもよくなります。
ゴミ置き場

ゴミ置き場は、ゴミ収集の効率性に配慮して道路沿いの入口附近に設けられているのが一般的。そのため、どんなに建物の外観デザインが良くても、ゴミ置き場が汚いと台無しです。
スペースだけでゴミがむき出しの場合、風や動物のいたずらでゴミが散乱しやすく、ネットでカバーしていたとしても、夏場の臭気や害虫繁殖を防げません。
清掃を徹底すると共に、できればゴミ収納庫を設置しましょう。
また「ゴミ出しルール(収集曜日・分別法など」の掲示板も分かりやすい場所に示します。蓋付のゴミ収納庫は、シングル8戸分程度なら10数万円くらいで購入できます。
駐輪場

自転車を置く場所が曖昧で乱雑に置かれていると、見栄えが良くないだけでなく、管理状態が悪いという印象を与えます。
駐輪場の枠線を引いて駐車スペースを明確にします。駐車場と同じように、1台 ごとの区画ラインを引いて場所を決め、予め利用者登録をしてもらい、駐輪シールを発行して貼付してもらいましょう。
居住者以外の自転車の発見や、放置自転車の予防にもつながります。リフォーム予算がある場合は、屋根や自転車ラックをつけると見栄えがよくなります。
文/木村 元紀
あわせて読みたい
- 大家さんの内見対策!好印象を持ってもらう「内見グッズ」,スリッパのほかに何が必要?
- 賃貸でもモデルルームをつくると成約率アップに有効?
- 入居者ターゲットを絞って空室解消!視点を変えてアプローチしよう
- 賃貸マンションのエントランスを好印象にするためのポイントとは
- 個性重視のデザインリノベーションで差別化!長期空室をすぐ解消
- 1階の空室どう埋める?駅遠など賃貸住宅の不利を克服するアイデア
よく読まれているノウハウランキング
ノウハウ事典カテゴリー
関連するノウハウ
関連するセミナー・イベント
-
来場予約の受付スタート!経済評論家・渡邉哲也氏や不動産Gメン・滝島氏など豪華講師陣が揃ったセミナー約35本は必聴!「賃貸経営+相続対策 大家さんフェスタ」 イベント
-
【視聴者の満足度が高いオンラインセミナー】★賃貸管理費0%★有名大家さんはもう始めてます!管理会社見直しで今より即利回りUPをかなえませんか?|ERAB オンラインセミナー
-
【毎回人気!一度は聴いておきたいオンラインセミナー】★賃貸管理費0%★有名大家さんはもう始めてます!管理会社見直しで今より即利回りUPをかなえませんか?|ERAB オンラインセミナー
-
大空室時代の満室経営対策を徹底解説!差別化アパートの建築術&築古アパートの再生術|GIFT セミナー
-
【ついに初開催】九州の大家さんお待たせしました!「賃貸経営+相続対策 大家さんフェスタin福岡」 イベント