入居募集のポイント!入居者はどうやって部屋探しをしているの?
入居者に物件をアピールするには、相手の行動様式を知る必要があります。彼らの志向を知らないと物件選びの候補にすらなれないかも!?
今どきのシングルやカップルの気持ちや部屋探しのプロセスを徹底的に研究しましょう。
入居希望者のほとんどはスマホで部屋探しをしている
部屋探しの情報源は、かなり以前からネットが主流になっています。ここ数年はネットを活用する端末の変化が起きており、現在は学生の7割以上、社会人の8割以上がスマホ(スマートフォン)を利用しています(※1)。
さらに、入居者から仲介・管理会社への問い合わせ方法としては、電話からEメールに代わり、最近ではSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に移りつつあります。なかでも「LINE」は外せません。前出調査では、学生・社会人を問わず、90%以上がLINEを利用しており、その40%以上が「電話やE メールよりLINE の方が不動産会社に問い合わせしやすい」と答えています。男女別に見ると、特に女性はその傾向が強いようです(※1)
※1 出典:アットホーム「“UNDER30”私たちの選び方 ~部屋探しのプロセス&マインド~」(2017-2018年全国)
ポイントは人気の検索サイトに掲載する事!スピーディーな仲介会社に依頼しよう
パソコンの利用率が高かった頃は、サイトの閲覧やメールの問い合せが夜間の時間帯に集中していました。しかし、スマホの普及により、いつでもどこからでも物件情報にアクセスできるようになったために、日中にスマホで問い合わせをした時に仲介会社がスピーディーなレスポンスをしてくれるかどうかが重要になっています。
また、最近の入居希望者は仲介会社を何件もはしごして部屋探しをすることはありません。
ネット検索で情報を絞り込んだ上でコンタクトを取ります。問い合わせをする仲介会社の数は3社以内。物件の問い合わせ件数は5件程度。そして、実際に訪問するのは1社のみという入居希望者が主流です(下図参照)
上記のことから、ネットで選ばれる仲介会社に集客を依頼しないと、部屋探しの土俵にすら載らなくなってしまう可能性もあるのです。
ただし、いくらネット主流になっているとはいえ、仲介会社のリアルな営業もなくなったわけではありません。
会社を訪問してから、ネットで指定した物件以外で契約したケースがも割程度はあるからです。店頭で物件図面を見てから気に入り、内見して決めたという例もあります。ネットとリアルの両建てで考えることが必要でしょう。
文/木村 元紀
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