PFASやトリハロメタンなど水道水中の有害物質を除去!物件の価値を高められる家中オール浄水器「BASIS WATER SYSTEM(ベイシスウォーター)」の導入が賃貸マンション経営に与える影響
宅配ボックスやWi-Fiなど、10年前には珍しかった設備が「当たり前」になりつつある昨今。賃貸住宅における次の差別化ポイントが求められています。その有効なひとつが「水」。安全で安心な水を潤沢に使える家中オール浄水器が、健康・美容意識の高い人や子育て世代から注目されているのです。なぜ今、家中オール浄水器が賃貸マンションのオーナーにとって有益な投資なのか、どのようなものなのか、開発者に話を伺いました。
住まいの外構工事やエクステリアを手がけるうち、暮らしの基本である「水」に注目。家中で使えるオール浄水器「BASIS WATER SYSTEM(ベイシスウォーター)」を企画開発、販売を手がける。
水道水の質を改善することで物件の価値が高くなる?
水質問題への入居者の意識の高まり
河川が多く、水の豊かな国といわれる日本。水道普及率は98%※1を超え、厚生労働省が定めた水質基準により全国一律の安全性を保っています。水道水がそのまま飲める国は日本を含めて世界で11か国※2しかないと聞けば、これがいかに素晴らしいことかがわかります。
「しかし、基準を満たしているとはいえ消毒のために使われた物質が一定量は残ってしまうのは事実。いわゆる『カルキ臭』を感じることから、『水道水は美味しくない、飲みたくない』という人もいらっしゃいます。自分は良くても、子どもに飲ませるのは心配だという人も。実は私もそのひとりでした」と酒井さん。
(株) LIFULLが行った実態調査によると、令和の子育て世帯は、昭和の子育て世帯に比べて水道水をそのまま飲む人が少なく、煮沸して飲む人の割合が約3倍に。さらに、浄水器の利用割合は63.4%と、昭和の子育て世帯のおよそ倍に増加しています。若い世代の方が水質問題に対する意識が高いという結果が出ています。
さらに、近年新たに問題視されるようになってきた有害物質や、塩素により発生してしまう有害物質が水道水には含まれています。発がん性や生殖毒性、甲状腺機能障害など、人体への影響も指摘されているのです。
水道水に含まれている主な有害物質
それでは具体的に、水道水にはどのような物質が含まれているのでしょうか。
日本の水道水はほとんどが軟水で、酸性に寄りやすい性質をもっているため、比較的水道管が溶けやすくなっています。そのため古い配管に含まれる鉛やアスベストが微量ではあるものの、水道水に含まれる可能性があるのです。
「また、消毒のために用いる塩素の副産物として生まれるトリハロメタン、2020年に水道水中の暫定目標値が設定されたばかりのPFAS(ピーファス)などが最近話題になっています」(酒井さん)
PFAS(ピーファス)は有機フッ素化合物のことで、PFOS(ピーフォス)とPFOA(ピーフォア)に分かれています。かつては泡消火剤やフライパンのコーティング、はっ水スプレーなどに幅広く用いられていましたが、自然に分解されにくい物質です。
PFOS・PFOAは煮沸しても除去や分解はできません。煮沸することで煮詰まり、濃度が高まってしまう可能性もあります。
PFOS・PFOAの製造・使用・輸出入については、『残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs条約)』で国際的に規制されており、各国で飲料水中の含有量について目標値を設けています。
日本でも2020(令和2)年にPFASの水道水中の暫定目標値を50ng/L以下と設定しました。しかし2022(令和4)年の調査では、全国の複数の場所で50ng/Lを超える値が報告されています。
PFASの健康被害については、IARC(国際がん研究機関)が定める発がん性の分類において、PFOAが『ヒトに対して発がん性がある』、PFOSが『ヒトに対して発がん性があるかもしれない』のグループに指定されています。他に、子どもの成長に影響があるとした欧米の研究もあります。
現在定められている50ng/L以下もあくまで“暫定”目標値であるため、専門家会議を立ち上げて見直しが検討されている途中です。
トリハロメタンは、水の消毒のために用いられる塩素と水中に存在する有機化合物が反応することで生まれます。日本では、クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルムの4物質を総称して『総トリハロメタン』と定義しています。
このうち最も存在比率の高いクロロホルムは、かつて世界中で麻酔薬として使われていました。しかし、肝障害や腎障害、不整脈といった副作用が見られたことから、現在は使用禁止となっています。
前述のIARC(国際がん研究機関)の分類では、クロロホルムとブロモジクロロメタンがPFOSと同じ『発がん性があるかもしれない』のグループに指定されています。同じグループには、ガソリンエンジンの排ガスや鉛などが含まれます。
「トリハロメタンは水を沸騰させることで除去が可能です。ただし、沸騰して5〜10分ほどまでは水中濃度が上がるため、電気ポットを使用することでかえって増えてしまうことに。やかんのふたを開けるなど気化しやすい状態で、5〜10分以上沸騰させることが推奨されています」(酒井さん)
【登録はすべて無料】オーナーズ・スタイルでは様々なメディアで情報を発信中!
お役立ち情報を 週2回無料で配信中! |
約100ページの情報誌を 年4回無料でお届け! |
||
オーナーズ・スタイル お役立ちメルマガ
|
賃貸経営情報誌 オーナーズ・スタイル
|
賃貸物件の競争力を強化!家中オール浄水器で収益アップを実現
競合物件との差別化で入居率アップ
前項で紹介した(株) LIFULLの意識調査でも、令和の子育て世帯の約7割が「浄水器付き賃貸物件に住みたい」と回答。同社では、賃貸物件の検索条件に“浄水器付き”を追加すること等を今後検討するとしています。
分譲物件では標準装備になりつつある浄水器も、原状回復が必要な賃貸では、ポット型か蛇口に取り付けるタイプしか使うことができません。ペットボトルでの購入やウォーターサーバーは場所をとることもあり、多くの入居者が水に関して不便を感じていると考えられます。
「浄水器付きの賃貸物件がまだまだ少ないなか、家中どこでも綺麗で安心なお水やお湯を使うことができる家中オール浄水器を導入することは大きなアピールポイントになるのではないでしょうか。特に若い子育て世帯にはメリットを感じてもらいやすく、競合物件との差別化になります」(酒井さん)
家中オール浄水器は入居中でも導入できるため、現在の入居者にとって喜ばれる設備となるのは言うまでもありません。安全な水、美味しい水が使えるというメリットは、子育て世帯だけでなく、健康や美容に気をつかう人にとっても大きな満足につながります。
共用部分の光熱費高騰や物件の管理コストの負担増から、家賃の値上げを検討している賃貸オーナーは多いのではないでしょうか。しかしご存知の通り、家賃の値上げには借地借家法32条で定められている「正当事由」が必要となります。
正当事由として認められるのは、もともと相場より家賃が安いことや物価の上昇、建物や土地の評価上昇など。ただし物価の上昇については入居者の生活負担にもつながるため、正当とはいえ交渉が難しいところ。
そこで、入居者にもメリットがある家賃値上げの理由として「建物の価値向上」があります。リフォームや大規模修繕もそうですが、家中オール浄水器の導入もそのひとつ。もともと市販の水やウォーターサーバーを使っていた人であれば、家賃が上がったとしてもトータルで見れば経済的だと感じてもらえるのではないでしょうか。
賃貸住宅への導入におすすめ!家中オール浄水器「BASIS WATER SYSTEM(ベイシスウォーター)」
賃貸住宅にウォーターサーバーを導入するなら(株)ダップルスが提供している「BASIS WATER SYSTEM(ベイシスウォーター)」がおすすめです。
エクステリアデザインと施工を手がける会社としてスタートした(株) ダップルス。
「浄水器も他社製品を扱ってはいたのですが、サポートや品質に心から満足できず、自分たちで納得のいくものを開発したいと思い至ったのです」と酒井さん。
そうした想いから何年か試行錯誤を重ねた末に、飲み水だけでなくお風呂や洗面などでも安心な水がつかえるオール浄水器「BASIS WATER SYSTEM(ベイシスウォーター)」が完成しました。
ベイシスウォーターの仕組み
ベイシスウォーターは、不織布と活性炭の2層構造カートリッジで水道水の不純物を取り除きます。家中で使用するすべての水から不織布層で鉄サビや凝集沈殿剤、にごりなどを取り除き、活性炭層で塩素やPFAS、トリハロメタンなどの有害物質を除去。水道水独特のにおいを抑え、まろやかで美味しい水に仕上げます。
給水管の元の部分に設置するため、お風呂やシャワーなど家中のすべてが浄水となります。エコキュートやエネファームとも併用可能で、水道水から不純物を取り除くことで、高価な給湯設備の延命に繋がるという利点もあります。
一般的なウォーターサーバーや蛇口浄水器との違い
ベイシスウォーターは、前項のとおり、それぞれの蛇口に分岐される前の給水管に直接、浄水器を設置するため、家中すべての蛇口から出る水が浄水されます。
飲み水だけでなく、浄水で入浴することで塩素による肌や髪へのダメージが軽減されるというメリットがあります。トイレのウォシュレットの水も浄水になることで、デリケートゾーンへの刺激が少なくなります。
市販の水やウォーターサーバーは使えば使うだけ費用がかかり、本体やストック分を置く場所を確保する必要があります。また、多くの蛇口浄水器はお湯で使うことができず、基本的には飲み水のみの浄水となります。
そんなデメリットも、導入部の水道管に元付け設置・お湯も浄水されるベイシスウォーターであれば解消することができます。
ベイシスウォーターの特徴
ベイシスウォーターは、塩素やトリハロメタンなど50項目の除去が浸出性能試験方法による水質検査によって証明されています。
「一般的なオール浄水器が除去できる項目数である15~20項目と比べると、圧倒的に安心していただけると思います」(酒井さん)
第三者評価機関による、浄水器協会(JWPA)で定められた方法での試験を実施。PFOS、PFOAの除去も確認しています。
「実は水道法で、給水栓による塩素は100%除去してはいけないと定められています」と酒井さん。100%の塩素除去を行ってしまうと、雑菌が繁殖しやすく、逆に水の安全性が失われてしまうのです。
「定められた0.1mg/L以上の塩素を残すために、若干の水道水は活性炭を通過させずにバイパスさせる『原水バイパス機構』を採用し、安全性を保っています」
従来のオール浄水器は、カートリッジ交換のために業者を呼ぶ必要がありましたが、ベイシスは一般的な工具で、誰でも簡単にカートリッジ交換が行えます。
ベイシスウォーターのカートリッジの交換頻度は使用状況や家族構成にもよりますが、2〜3年に一回が目安。ホームページにあるマニュアルに従って、簡単な手順で交換作業を行うことができます。また、交換カートリッジの手順をわかりやすく解説した動画も用意されています。
ベイシスウォーターの本体はサビに強い高級ステンレス製。金属板の厚さは最も薄い部位で2mm、最も厚い部位は15mmと、超高耐久仕様になっています。
「ベイシスウォーターの本体は、日本が世界に誇る新潟県燕三条の熟練職人が1台ずつ丁寧に制作しています。表面は高級感たっぷりのミラー研磨とデザインにもこだわっています。もちろんフィルターも日本製です」(酒井さん)
気になるベイシスウォーターの導入にかかるコストですが、浄水器本体とカートリッジ交換、メンテナンスがすべて込みで月額3,980円の月額レンタルプランがあります。定額で家中どこでも安心・安全な浄水を使えるだけでなく、故障時の修理や交換はすべて無償。解約費用や取り外し復旧作業費も発生しません。
初期導入費として、98,780円と工事費77,000円がかかりますが、集合住宅で複数戸に設置する場合、2軒目以降は工事費が安くなります。
イニシャルコストはそれなりにかかるものの、一度導入してしまえばウォーターサーバー並みかそれより安いくらいのコストで、家中で浄水を使うことができます。
「BASIS WATER SYSTEM(ベイシスウォーター)」賃貸オーナー向け特別プラン
レンタルプラン Standard |
レンタルプラン 特別オプション |
買取プラン | |
製品費用 | 0円 | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ |
初期導入費 | 89,800円 | レンタル期間中ならいつでも、製品費用の追加支払いをすることで買い取りいただくことが可能です。 | 0円 |
工事費用 | 70,000円 ※2部屋目以降:28,000円 |
70,000円 ※2部屋目以降:28,000円 |
|
月額使用料 | 3,980円 | 0円 | |
交換カートリッジ | 0円(月額使用料に含む) | 要お問い合わせ |
価格はすべて特別価格となります。
※同日同一物件での工事の場合
BASIS WATER SYSTEM(ベイシスウォーター)の導入事例
自宅にベイシスウォーターを導入しているという酒井さんによると「飲み水だけでなく、料理の味がかなり変わった」とのこと。
「お味噌汁などの汁物は、雑味がなくなって出汁の味がストレートに感じられるようになりました。煮物は色つやがキレイに出ると妻が驚いています」
また、ベイシスウォーターを導入した物件に住んでいる人からは、乾燥肌の子どもが毎日身体を掻かなくなったという体験談も。
シャワーに残る塩素が肌に与える影響が軽減されるため、肌が乾燥しなくなったり、髪の毛の指通りがギシギシしたりすることがなくなったという声もあります。
「子どもってお風呂にもぐったり、遊んでいて湯船の水を飲んだりしますよね。そんなときでも慌てなくてすむんです」(酒井さん)
ペットのいるご家庭からも「うちの子はこれなら飲む」という声も届いているそうです。
導入検討のためのガイドライン
-
①資料請求
まずは資料請求フォームよりご連絡ください
-
②資料の送付および打合せ
PDFで資料送付。お電話で設置状況の確認や工事についてお打ち合わせ
-
③製品の受け渡し・代金支払い
-
④設置工事
ダップルスでは、充実したアフターフォロー体制を提供しています。
①漏水トラブルサポート
②各種製品説明資料の提供
③入居者様向け問い合わせ窓口
④オーナー様向け問い合わせ窓口
⑤定期メンテナンス(※)
⑥定期的な水質検査と結果報告(※)
⑦継続的な改善
*カートリッジ交換プランにより異なります
まとめ
「実は、賃貸住宅に住んでいて、ベイシスウォーターをとり入れたいという方がいらっしゃったのですが、大家さんから設置を断られてしまったという例があったんです」と酒井さん。
もちろん賃貸オーナーにも事情があるものの、賃貸住宅ではまだまだ浄水器に対する認識が進んでいないことを強く感じたそうです。
「しかしだからこそ、健康意識の高い層にとっては、浄水器は強烈な差別化になることは間違いありません。費用対効果を考えても、決して不利な設備投資ではないと考えています」。
今後は賃貸物件への導入に合わせたオーナー向けのサービスや収益シミュレーションについても整えていく予定とのこと。今後の空室対策や、入居者の満足度向上のために、導入を検討する価値は十分ありそうです。
※この記事は2024年8月20日時点の情報をもとに作成しています
記事・文/石垣 光子
ライタープロフィール
石垣 光子(いしがき・みつこ)
情報誌制作会社に10年勤務。学校、住宅、結婚分野の広告ディレクターを経てフリーランスに。ハウスメーカー、リフォーム会社の実例取材・執筆のほか、リノベーションやインテリアに関するコラム、商店街など街おこし関連のパンフレットの編集・執筆を手がけている。
【登録はすべて無料】オーナーズ・スタイルでは様々なメディアで情報を発信中!
お役立ち情報を 週2回無料で配信中! |
約100ページの情報誌を 年4回無料でお届け! |
||
オーナーズ・スタイル お役立ちメルマガ
|
賃貸経営情報誌 オーナーズ・スタイル
|