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【ダウンロードもできる】賃貸DIYガイドライン!入居者もオーナーも安心して改修

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借り手が自由にカスタマイズできるDIY型賃貸住宅が近年人気だ。しかし、法的な問題や安全性から二の足を踏むオーナーも多い。こうした不安を解消するべく、業界団体からガイドラインが公開された。ガイドライン策定のリーダーを務めた伊部さんに話を伺った。

安全な改修方法を解説!

近年、賃貸住宅をDIYで自分流にアレンジしたいと考える入居者が増えている。一方でオーナーにとっては「好き勝手に改修されるのは不安で決断しにくい」との思いも強く、高まるニーズに応えられていないのが現実だ。実際、建物を安全に使用するための法規について、借り手もオーナーもきちんと認識していないことから、知らず知らずに危険なDIYがなされているケースも見受けられる。こうした状況を踏まえ、建築家や不動産管理の専門家等で構成する一般社団法人HEAD研究会の不動産マネジメントTFが安全で安心な改修の方法を解説した「賃貸DIYガイドライン」を発表した。

建物には防火対策のための「内装制限」という規定があるのをご存じだろうか。キッチンの壁には不燃材料を使用しなければならないなど、万一の火災時に避難する時間を稼ぐため内装に使う材料を燃えにくいものにするルールだ。「DIY可能にするならまずご自分の物件の内装制限を知る必要がありますが、一般の方が理解するには難しい面があります。そこで建築の知識がなくても簡単に調べられるようにとの思いから専門家の有志が集まり、2年かけてこのガイドラインを完成させました」と伊部さん。

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株式会社ハウスメイトパートナーズ  営業本部 課長 伊部 尚子氏

建物の種類、構造からフローチャートにしたがってチェックしていけば、内装制限の有無が容易に確認できるのが特長だ。さらに内装制限がある場合の施工事例も掲載されており、準不燃材料の壁紙の探し方や施工の注意点などが記載されているので、DIY初心者にもわかりやすい。

「従来の賃貸住宅でも原状回復できる範囲でDIYを楽しんでいる入居者はすでに多く、SNSサイトにも写真がかなり投稿されています。でも、たとえばキッチンのコンロ周辺に木製の簀の子を置く、燃えやすい粘着シートを貼るなど、管理会社の立場から見ると火災リスクが高まる事例もあり心配になります。DIY可能物件に限らず、入居者が安全に暮らせてオーナーも安心して貸せる住宅にするために、このガイドラインを活用していただけたらうれしいですね」と伊部さんは語る。

手間がかからず、喜ばれる!おすすめは「DIY可能壁」

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大がかりな改修はオーナー・入居者双方にとってハードルが高い。そこでおすすめなのが一面だけをDIY可能な壁にすることだ。これなら不安もなく「自由のある賃貸」として差別化になる。ただし、隣戸と接する戸境壁に直接穴を開けると建物性能を損なう危険があるため、戸境壁をDIY可能壁にする際は内装制限をクリアする壁材で壁をふかすと良い。事前申請も原状回復の義務も不要の契約にすれば手間がかからず、入居者にも喜ばれる。契約書を交わす際は、その旨の特約を忘れずに付けておこう。

「DIY可能壁」を作る際の、特約の例文です。こちらを参考に、まず管理会社に相談してみましょう。

 

1)本物件のLDK東側のDIY可能壁に壁紙を貼る、ペンキを塗る、ビス穴をあける工事について、第●条●項の規定にかかわらず書面による承諾は不要とし、第▲条▲項の規定にかかわらず、明渡し時の原状回復義務もないものとする。

 

2)DIY工事の実施にあたっては、他の入居者への迷惑とならないよう作業時間や作業音などに十分に配慮するものとする。

 

※この記事内のデータ、数値などに関する情報は2019年9月4日時点のものです。

取材・文/菱沼 晶 写真提供:㈱ハウスメイトパートナーズ

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