用途変更も含めた提案で抜本的な問題から解決

「多くの築古物件は、市場に最適なリノベーションを行うことで高収入物件に生まれ変わる可能性を秘めています」と語るのはエイムズ（株）の代表・佐久間さん。

同社はオーナーそれぞれの意向や課題を深掘りした上で、物件周辺の市場を徹底分析。入居者ターゲットの設定、用途の見直しまでも含め、効果的なリノベ提案を行うこの企画力こそが最大の強みだ。

また、自社大工による造作力も魅力的。自然素材などを使い、既製品にないオリジナリティーを創出。外注しないので、品質を追求しつつ無駄なコストが省け、万一の事態にも迅速に対応できる。

さらに、同社には客付けまで行える体制が整っているので安心だ。

「リノベーション完成後の対応も大切だと考えています。弊社ではリノベーション物件に特化したサイト「リノベ百貨店」を運営し、効率よく客付けを行っています。また、サブリースも可能ですのでご相談ください」（佐久間さん）

客付けまでを徹底サポート｜約7割が工事中に空室解消

実際、同社の施工物件の約7割は工事中から入居が決定しており、下記の物件もそのひとつ。築29年のオフィス賃貸をSOHO・住居どちらの需要にも応えられるようにした事例で、都心の駅徒歩４分と好立地ながら空室が続き、4階でエレベーターがなく老朽化が進んでいたことが課題だった。

「オーナーは住居利用も含めた解決策と20年先まで安心して運営できることを望んでいました。市場としては、オフィス需要が確実にあります。ただ、新築の競合も多く、原状回復的な対応では入居率や家賃の向上が叶いません。そこで、ターゲットをSOHO希望者と遊び心のあるファミリーに設定し直して、施工へ入りました」

ちなみにオーナーは不動産関係の仕事をされており、複数の物件を所有。全5社を比較検討した上でエイムズに依頼したそうだ。

リノベ事例｜明確な差別化で家賃3.5万円アップ！仕事・遊びに使える土間がポイント

居住空間の床はヤマグリの無垢材。これが同社の標準仕様で、競合物件との差別化につながる

仕事と生活が両立できる間取りに変更した

玄関から広がる 土間スペースはSOHO や趣味空間として多目的に活かせる。工事中に入居者が決まったポイント

モザイクタイルやシャワー水栓を使った造作洗面台で徹底的に差別化

間取り

以前はオフィス仕様で間仕切りがなく、設備も老朽化していた

駅近という好条件にも関わらず空室が続いていた

物件概要

1. 【所在地】東京都新宿区
2. 【築年数・構造】築29年・RC造4階建て
3. 【間取り】1LDK・62㎡
4. 【家賃】15万円→18万5000円