なぜ選ばれない!? 内見者視点に学ぶ空室解消の決め手
管理/空室対策
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公開日:2018年9月2日
更新日:2023年3月30日

リフォームもしたし家賃も見直したから、内見者はやってくる。それなのに入居が決まらないのはどうしてでしょうか。内見者は入居する気満々で100点の気持ちで物件を見始め、「がっかり」するごとに減点、合格点に達しないと契約に至らないというプロセスを辿ります。内見者の視点で物件を観察して対策しましょう。
START:内見決定
内見者「素敵なお部屋をいくつか発見!この3物件、内覧してみよう」
今や部屋探しはインターネットの時代。入居希望者は募集サイトで見比べ、2~3件に絞って内見する。内見自体が貴重だと心得て、機会を逃さないことが重要だ。


内見ポイント1:外観・共用部
室内だけでなく、共用部の美観もキープ
内見者「部屋を気に入って見に来たけど、エントランスが汚いなあ。ポストもチラシがあふれてる…」
内見者の第一印象を左右するのが外観やエントランス。集合ポストのチラシがあふれていたり、掲示板が乱れている状態は言語道断。ゴミ箱を置いて、掲示内容は定期的に確認を。
外壁の汚れやコケは高圧洗浄で落とせる場合もあるので試してみるといい。季節の花や飾りで装飾すると内見者に「歓迎」の気持ちをアピールできて効果的。

古いのと汚いのは別!「清潔感」のある物件に
内見者「ごみ置き場が汚い!駐輪場も荒れているし、書き殴りの張り紙にどん引き…。マナーが悪い人がいそう」
管理が悪い印象を与えると内見者に敬遠される。ゴミ置き場は特に目に付きやすい。専用ストッカーを設置してこまめな掃除を心がけよう。駐輪場が乱雑なのも厳禁。利用者不明の自転車は撤去し、床にラインを引くだけでも、入居者の意識が変わって整頓できる。
共用部に『タバコ厳禁!』『ゴミを捨てるな!』といった張り紙はないだろうか。これは入居者のマナーが悪い物件、あるいはオーナーがうるさい人柄という印象を内見者に与えるので逆効果。『〇〇はきれいにご利用ください』とお願いの気持ちが伝わる張り紙に。また、エントランスや廊下に入居者の私物が置かれているのも見過ごしがちだが、全戸に注意文を配布し、室内に入れてもらおう。
