適切なメンテナンスで美観と性能を保ち、長年にわたり愛される街のランドマークに

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公開日:2021年3月4日
更新日:2023年3月30日
適切なメンテナンスで美観と性能を保ち、長年にわたり愛される街のランドマークに1

5年前に公務員から転身し、お父様から事業を引き継いで、複合ビルの賃貸経営に着手された手塚さん。雨漏りをきっかけに、オーナーズ・スタイルの『大家さんの窓口』を活用して大規模修繕を行いました。今後も維持管理に力を入れ、百年愛されるビルを目指している手塚さんに、賃貸経営を引き継いでからの色々なお話しを伺いました。

お話しを伺った大家さん
適切なメンテナンスで美観と性能を保ち、長年にわたり愛される街のランドマークに2

神奈川県川崎市 手塚さん

1976年神奈川県生まれ。5年前、公務員から転身し、家業の賃貸ビル経営を引き継ぐ。ビル内でカルチャースクールも直営し、地域交流の場となっている。

賃貸経営の経験も知識もゼロからのスタート

青空にそびえるアールデザインの外観が、街並にひときわ映える「ライフガーデン向ヶ丘」。手塚さんは5年前にお父様から事業を引き継いで、地下1階・地上12階建てビルの賃貸経営に着手されました。

時代を遡ると、手塚家はもともと梨農家で、梨園の土地を活用してお祖父様が昭和43 年に2階建てのゴルフ練習場をオープン。長年の間、お祖父様とお父様で運営されてきたそうです。

「ゴルフ練習場の天然芝の手入れや防球ネットの上げ下げ、ボールの回収なども自分たちで行っていました。ただ、将来を見据えたときに、長期的に安定した収益を得られるように、土地をより活用したいと考え、平成3年、父が37歳のときに現在の複合ビルに建て替えました」と手塚さん。1〜3階がテナント、4〜12階が賃貸住戸で、屋上には今もゴルフ練習場が設けられています。

「父から事業をバトンタッチされたのは私が39歳のときで、公務員からの転身でした。在職中に宅建免許は取得していたものの、知識も経験もゼロからのスタートですから、まずは賃貸経営関連の書籍やインターネットのサイトを熟読し、会社にある書類を片っ端から見直して過去の経緯を把握しました」と手塚さんはその当時を振り返ります。

修繕した物件がこちら

適切なメンテナンスで美観と性能を保ち、長年にわたり愛される街のランドマークに2

左側の丸い形状の建物がマンション棟。高さに加え、個性的なデザインの外観は、駅を出たところからも目を引く

適切なメンテナンスで美観と性能を保ち、長年にわたり愛される街のランドマークに2

丁寧な施工により壁もきれいに再生

適切なメンテナンスで美観と性能を保ち、長年にわたり愛される街のランドマークに2

エントランス周りは清潔に保たれており、スペースにはファミリーに嬉しい遊具も設置されている

構造/SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)
築年月/1991年1月
階数/地上12階・地下1階建て
総戸数/54戸(テナント18戸・マンション36戸)

魅力的なデザインの反面、メンテナンス力が問われる建物

新築当時からデザイナーズマンションとして注目を浴びた物件ですが、丸い形状の外観はスタイリッシュな反面、メンテナンス泣かせでもありました。

平成22年にお父様によって大規模修繕工事が実施されたにもかかわらず、それから10年も経たないうちにマンション棟に雨漏りが発生。至急、手を打たなければならない事態となり、どこに相談すればいいのかと手塚さんは頭を抱えていました。

「修繕にかかる高額の費用を考えると失敗するわけにはいかず、かといってどこに依頼すれば大丈夫なのか、インターネットや専門誌で施工会社を調べてみたものの、自分では判断できません。

そんなとき、自宅に届いていたオーナーズ・スタイル誌を見て、『大家さんの窓口』を知ったのです。無料で相談に乗ってもらえて、中立的な立場でアドバイスをしていただけるし、希望条件に合った建築会社も紹介してくださると知り、早速電話してみました」

その後、メールや電話で「大家さんの窓口」の担当スタッフとやりとりし、実際に面談もして質問を重ねた上で、紹介を受けた3社の中から修繕を依頼する会社を選ばれた。決め手となったのは、誠実さだったと手塚さんは話します。

「再三現地に足を運んで、確実な調査で見積もりを取ってもらえたことや、工事が必要な部分とそうでない部分を明確に示して、見積もり金額の根拠をきちんと教えてもらえたことにも信頼感が湧きました。

また、営業担当者が頼りになる方で、連絡したらすぐに来てくださるし、分からない点を質問してもすぐに返答いただいて。その真剣さから、ここなら安心だという印象を持ちました」

その後、雨漏りの原因はコンクリート外壁のシーリングの劣化だと判明。丁寧な施工により、修繕はもちろんのこと、見た目も美しくよみがえり、ご近所の方にも喜ばれたそうです。

手塚さんが依頼した「大家さんの窓口」とは?

オーナーズ・スタイルの専任担当者が窓口となり、賃貸経営のお困りごとを解決する無料ご相談サービスで、建築や修繕などのお悩みに対応しています。

専任のアドバイザーが中立的な立場で優良な会社をご紹介し、現地調査の同行、見積もり提出時にも同席し、オーナー様の不安を解消します。ご相談・お見積もりは無料なので、ぜひ相談してみてください!

今後も維持管理に力を注ぎ地域の人々の心の拠り所に

多摩川を見下ろすロケーションや、アール壁に連なる窓からパノラマに広がる景色が魅力となって、53戸の賃貸棟は築30年を経た今も満室が続いています。日ごろから「共用部の清掃」、「真摯なクレーム対応」、「故障前の設備交換」を心がけている手塚さん。安定経営はこのような努力もあってのことでしょう。

手塚さんが心がけるオーナーとしてすべき3つのこと

1.まめな清掃
専門会社に週6日の清掃を依頼し、常に共用部の美しさをキープ。

2.素早い対応
入居者からのクレームには誠実に耳を傾け、スピーディーに対応。

3.設備は故障前に交換
できる限り故障する前に設備を交換し、トラブルを未然に防ぐ。

適切なメンテナンスで入居者、地域に愛される建物でありたい

「新築当時はこの界隈で一番高いビルでしたから、近隣の方にとっては愛着のあるランドマークのような存在です。今後もメンテナンスをきちんと行い、百年は存続させたいと思っています。美観と性能を維持して、ご入居者はもちろん、地域の皆さんの心の拠り所となる建物であり続けたいですね」と手塚さんは顔をほころばせていました。

※この記事内のデータ、数値などは2021年2月16日時点の情報です。

取材・文/藤谷 スミカ 物件撮影/青木 茂也

ライタープロフィール
藤谷 スミカ(ふじたに・すみか)
同志社大学文学部英文学科卒。広告制作プロダクション、情報誌出版社を経て、フリーランスのコピーライターとして30余年。ハウスメーカーの実例取材記事、注文住宅、リフォーム、土地活用に関する情報誌の記事、企業PR誌の著名人インタビュー記事、対談記事、企業単行本の執筆等を手がける。

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