【大家さんの物件購入物語】〝いいモノ〞の価値は時を経ても変わらない。 築40年のリノベーション物件

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公開日:2021年8月25日
更新日:2021年9月13日
【大家さんの物件購入物語】〝いいモノ〞の価値は時を経ても変わらない。 築40年のリノベーション物件1

これまで多種多様な賃貸物件を経営してきたオーナーの前田さん。車も家もヴィンテージが好き! という前田さんが、築40年のリノベーションされた戸建て賃貸物件を購入。その理由と賃貸経営に対する考えを語ってもらった。

今回お話しを伺ったオーナーさん
【大家さんの物件購入物語】〝いいモノ〞の価値は時を経ても変わらない。 築40年のリノベーション物件2

「入居者も大家もワクワクする物件がいい!」

愛知県海部郡大治町 前田さん

(株)グラウド代表取締役社長。いい大家になるためには、まずは遊ぶこと!と、大家業や不動産の勉強で多忙な合間を縫って、趣味の車やゴルフの仲間との時間を大事にする。

今回の物件購入のポイント

●物件の躯体を良く調べ、まだまだ使える良いものだと判断
●リノベーションによる高付加価値。経年しても様々な選択肢が取れる
●不動産会社の提携金融機関を利用することで、融資が有利な条件に

地下鉄の新駅開業に伴い、駅前に所有する農地を宅地へ

サラリーマンだった前田さんが、専業大家として会社を設立したのは2011年。きっかけは、お母様が相続された土地を任されたことだった。名古屋市中川区・八田駅周辺の農地を、地下鉄の八田駅ができるのを機に宅地に転換。その後、前田さんが相続し、現在は土地を病院などへ貸している。

また車が趣味の前田さんは、バイクガレージやシャッターガレージ、さらに自分好みに造った戸建てガレージハウスなどを所有。京都や小淵沢でも店舗やトレーラーハウスなどを所有し、多様な不動産経営を行っている。

ヴィンテージ好きで、築古物件の魅力と出会う

不動産に詳しい顧問税理士から新たな資産運用として紹介されたのが、愛知県江南市の石井不動産だった。前田さんは、同社がリノベーションした、築40年・3LDK木造平屋の戸建て物件を購入。「ロコハウス」をテーマに、ヴィンテージ感を活かして改修され、梁をむき出しにした開放的なリビングは、庭のウッドデッキともつながる。間取りや設備仕様も時代のニーズに合わせて一新、家時間を豊かに過ごせる工夫が満載だ。

施工前の写真
【大家さんの物件購入物語】〝いいモノ〞の価値は時を経ても変わらない。 築40年のリノベーション物件2

施工前/外観

【大家さんの物件購入物語】〝いいモノ〞の価値は時を経ても変わらない。 築40年のリノベーション物件2

施工前/内観

施工後の写真
【大家さんの物件購入物語】〝いいモノ〞の価値は時を経ても変わらない。 築40年のリノベーション物件2

ウッドデッキやリモートワーク用の部屋など、入居者への暮らし方提案を意識してフルリノベーションされた物件。ロコハウスをテーマにデザインや建材・設備など、各所にこだわりが見られる。改修工程で出てきた裏板を使うなど、改修費を抑えながらデザイン性をアップ。唯一無二の物件を作り、差別化を図っている。

【大家さんの物件購入物語】〝いいモノ〞の価値は時を経ても変わらない。 築40年のリノベーション物件2

施工後/リビングダイニング

【大家さんの物件購入物語】〝いいモノ〞の価値は時を経ても変わらない。 築40年のリノベーション物件2

施工後/リモートワーク用の部屋。洞窟をイメージした壁の造作がSNSで映える

【大家さんの物件購入物語】〝いいモノ〞の価値は時を経ても変わらない。 築40年のリノベーション物件2

施工後/物件のイメージに合わせ、作り付けられたオリジナルの洗面台。床材もおしゃれ

「昔ながらのいいものを大事にしながら、随所に“遊び心”のエッセンスがあり、何よりその“佇まい”が気に入りました。築古物件は躯体の見極めが重要ですが、この物件を調べるとしっかりしていて、購入を決めました。建物はリノベーションで『古くてかっこいい』価値が生み出されていて、この価値は時を経ても下がらないでしょう。賃貸住宅は、やはり住む人も貸す人も、双方がワクワクするようでなければダメ。いい物件に出会え、嬉しかったです!」

江南市は前田さんにとって縁もゆかりもない土地。それでも購入を決めたのは、石井不動産から紹介された銀行が、20年フルローンで追加担保なし、という好条件で融資をしてくれたから。

「石井不動産と地元の銀行との長年にわたる信頼関係があるからこそだと感じました」

前田さんは築古戸建て物件の購入メリットについて、何より安いこと、そして賃貸住宅としての活用も更地にしての売却も可能で、選択肢があるのが魅力だと言う。

家は使い捨てではない!良いものは長く愛され続ける

「欧米と違い、日本では、家は古くなるほど価値が下がる傾向にあります。これに違和感を抱いていました。私はクラシックカーを持っていて、修理をしながら大切に乗ることが楽しいんです。家も同じで使い捨てではなく、躯体が良いものなら、リノベーションをしながら長く住めると思います」

前田さんは、車やアウトドアなど多趣味。遊びの中から新しい発見があったり、仕事以外の仲間から情報を得ることが、不動産経営に活かされていると語る。

「10年、20年後、所有地の価値はどうなるか?人口分布は? など、経営する中で冷静な判断が求められます。その時に役立つのがあらゆる方向からの情報収集です。相続対策や節税対策だけに目を向けてしまうと、入居者への視点が欠落してしまい、その場しのぎの物件を建ててしまうことに。ディベロッパー任せにせずに自分で学び、情報を得て、常にフラットにものを見られる人間でいたい。それが私のポリシーです」

購入した物件は現在、2022年4月まで石井不動産ショールームとして貸す以外に、地域の女性が集まり料理を楽しむなど、コミュニティスペースになっている。

「空き家が増えていますが、活用しないのはもったいない。住居以外の使い方ができることもわかりました。学区に一つ、こうしたスペースがあってもいいですね」

築古物件をリノベーションして新しい命を吹き込み、活用する。不動産業を生業とする大家の役目でもあると、前田さんは語った。

【大家さんの物件購入物語】〝いいモノ〞の価値は時を経ても変わらない。 築40年のリノベーション物件2

オーナーの前田さん(右)と石井不動産 担当建築士の薮野さん(左)。「いろんな物件を見ましたが、この物件に出会い『これだ!』と感性の合致を感じました」と前田さん。

※この記事内のデータ、数値などに関する情報は2021年8月25日時点のものです。

取材・文・撮影/アトリエあふろ(真下 智子、八木 智三)

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