【賃貸経営の基礎知識】入居者の暮らしと物件を守る!賃貸住宅の「防犯対策」

住宅設備
管理/空室対策
  • セキュリティ
  • 住宅設備
この記事が気になる

【この記事が気になるとは】
会員様限定のサービスです。 会員の方は、「ログインする」そうでない方は、
会員登録して再度アクセスしてください。

ログインする ⁄  会員登録する
閉じる
公開日:2021年8月25日
更新日:2021年8月30日
【賃貸経営の基礎知識】入居者の暮らしと物件を守る!賃貸住宅の「防犯対策」1

近年、お部屋探しの条件として「セキュリティ」への要望が高まっています。入居者の安全を確保して建物を被害から守るために、適切な防犯対策を講じましょう。

セキュリティへの要望は増加、既存の賃貸住宅でも対策を

入居者ニーズの高まりを受け、新築では防犯性能を高めた物件が増えています。既存物件も競争力を維持し、入居者に長く安心して暮らしてもらうため、後付けできる防犯設備で対策するのが望ましいです。

例えば、愛知県内では、空き巣などの侵入盗の認知件数は減少傾向にあるものの、1件あたりの被害総額は増加。また、侵入場所は窓や表出入口が多くなっています。

空き巣など侵入窃盗の件数と侵入場所

侵入場所の割合 ※全国
【賃貸経営の基礎知識】入居者の暮らしと物件を守る!賃貸住宅の「防犯対策」2
住宅対象侵入盗認知件数と1件あたりの被害総額の推移 ※愛知県
【賃貸経営の基礎知識】入居者の暮らしと物件を守る!賃貸住宅の「防犯対策」2

効果的な窓の防犯対策は?ポイントは「侵入のしにくさ」

侵入犯の約7割が侵入まで5分以上かかると諦めるというデータ(財団法人都市防犯研究センター JUSRIリポート)があることから、「侵入しにくい」と感じさせる対策が有効といえます。

窓の防犯対策は、補助錠やガラスアラームなどが効果的。表出入口は、防犯カメラや録画機能を備えたテレビモニター付きインターホンの設置、玄関扉への補助錠やガードプレート・防犯サムターンの装備がおすすめです。

共用部の明るさや見通しも含めて、いま一度、所有物件の防犯対策を確認してみましょう。

今からできる!賃貸住宅「 防犯対策」のポイント

【賃貸経営の基礎知識】入居者の暮らしと物件を守る!賃貸住宅の「防犯対策」2
共用出入口

道路から、人の出入りが確認できる見通しを確保

共用廊下・階段

照明・センサーライトなどを設置し、屋内は20ルクス、屋外は3ルクス以上の明るさを確保

外壁

道路や近隣から見える位置に、防犯ベルや警報ライト・防犯カメラを設置

補助錠・ガラスアラームなどを設置

玄関

テレビモニター付きインターホンを設置

玄関ドア

PCマーク付きの玄関扉を設置(またはドアガードプレート・補助錠・ドアガード・サムターン防止機能ドアノブ・ピッキング対策錠・外れにくいドアスコープなどを設置)

駐車場・駐輪場

照明・センサーライトなどを設置し、3ルクス以上の明るさを確保

※この記事内のデータ、数値などに関する情報は2021年8月25日時点のものです。

この記事をシェアする

関連する企業レポート

関連するセミナー・イベント

関連する記事