いまや付いていて当たり前!賃貸住宅の必須設備「エアコン」の買い替え時期はいつ?
- 住宅設備

近年、夏の猛暑の影響でエアコンの存在はますます重要に。特に賃貸住宅では、エアコンの有無や状態が入居者の満足度や契約決定に大きく関わってきます。エアコン導入の必要性や寿命、買い替え時期についてご紹介します。
入居者の約7割が「エアコン付き」に満足
株式会社リクルートの住まい領域の調査研究機関「SUUMOリサーチセンター」が2023年度に行った調査によると、「エアコン付きの物件」に満足していると答えた入居者の割合は67.1%と高く、これは調査対象となった23設備の中でも上位5位以内に入る満足度の高さです。
また、「次に引っ越すときに絶対に欲しい設備」としても、エアコンは1位となっており、入居者の過半数が必須と考えている設備であることがわかります。
エアコンの設置・更新はオーナーの責任?
さらに、入居者はどんな設備が欲しいのかを調べてみました。部屋探しサイト「SUUMO」の「部屋探しの実態調査」によると、次に引っ越す際に欲しい設備は「エアコン」が1位。「独立洗面台」「TVモニター付きイン ターフォン」が上位となっています。
また、家賃が上がっても欲しい設備の1位は「追い焚き機能付きの風呂」。家賃が上がってもよいと考える人で、かつ家賃上昇許容額が高い設備1位は「エアコン」。 プラスしてもいい家賃許容額は1800円だそうです。
エアコンが「必須」かつ「人気設備」であるのがデータでも分かりますね。
人気設備「エアコン」の寿命、買い替え時は何年?
人気設備の「エアコン」ですが、そもそも寿命は何年なのでしょうか?
エアコン本体の保証期間は1年と短い場合がほとんどですが、エアコンのメーカーごとに、故障した時に修理するために必要な「性能部品」の最低保有期間が定められています。部品により異なりますが、だいたい5~10年ほどとなっており、この最低保有期間が終了すると修理対応ができず、故障した場合は買い替えが必要となります。
ただ、環境省の資料によると、10年以上前のエアコンと最新機種では消費電力に大きな差があり、電気代の面でも新しい機種の方が有利です。
また、内閣府経済社会総合研究所公表の消費動向調査「主要耐久消費財の買替え状況の推移(二人以上の世帯)」によると、エアコンを買い換えるまでの平均使用年数は14.1年、うち70.8パーセントが故障により買い替えているそうです。(2024年3月データ)
入居者満足度の観点からも、10年以上経過したエアコンについては早めの交換を検討することが望ましいといえます。
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空室のタイミングも考慮しつつ買い替えを!
「エアコンが効かない!」「異臭がする!」などといったクレームが来て、あわてて設備会社の手配や修理に追われたことはありませんか。対応を一歩間違うと、入居者の心象を悪くして退去を招きかねません。
住宅設備の寿命を知り、完全に故障する前に修理や交換をしていれば、トラブル自体を減らし、入居者の満足度を上げることができます。
上記調査でもあるように、家電製品は故障をしてから買い替える人が多いのですが、エアコンがよく売れる夏や冬にはお店の在庫が切れがちで、必要な時に手に入らないということも。空室となったタイミングで、正常に動くかどうか点検をしましょう。
入居者がいるタイミングで故障しないように、エアコンの部品の保証期間であるかどうかを考慮しつつ、修理費用と買い替え費用を比べて、必要に応じて空室期間で買い替えておけるといいですね。