建物の大敵となる「水」を入れないために!『雨漏り調査』の基本を解説

リフォーム/塗装
公開日:2022年10月27日
更新日:2022年12月2日
建物の大敵となる「水」を入れないために!『雨漏り調査』の基本を解説1

建物は、きちんと修繕対応すれば、寿命が伸びて、長く収益を生み続けてくれます。今回は、建物修繕の中でも注意したい水の侵入を防ぐために、欠かせない「雨漏り調査」について解説します。調査方法の種類や見極めのポイントなど、ぜひ参考にしてください。

お話しを伺った方
建物の大敵となる「水」を入れないために!『雨漏り調査』の基本を解説2

トゥインクルワールド株式会社 副社長 中島 宏樹さん

外装系工事の現場経験をフルに活かし、顧客満足度の高い大規模修繕工事を手掛ける。同社のリピート率は9 0%以上と信頼も厚い。

雨漏りは早期発見が大切!大ごとになる前に目配りを

雨漏りを見逃していると、いつの間にか建物が大きな損傷を受けてしまいます。ひいてはクレームや退去につながりかねません。

「雨漏りの発生は屋根や屋上だけではありません。壁に1ミリの隙間があれば横殴りの雨が侵入してきます」と中島さん。

建物には、雨水が入らないように雨の通り道を確保する「雨仕舞」がありますが、施工会社によっては瓦やサイディングなどの隙間を塞いでしまい、雨漏りが発生することもあるそうで、注意が必要です。

対策としては、オーナー自身が日頃から雨漏りのサインを見逃さないことが大切です。雨漏り調査は新築から10~15年が目安ですが、怪しい兆候があれば随時調査すべきです。

雨漏りを調査した方が良いタイミング、気をつけるべき箇所は?

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要注意な横方向のひび割れ

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塗膜剥がれも怪しいサイン

●クロスの剥がれやシミ、異臭、ベランダ下の塗膜剥がれを察知したら早めに雨漏り調査を依頼すべき
●壁のひび割れは要注意。特に横方向のひび割れは雨水が広がって抜けにくく厄介なので、すぐ対応を
●石膏ボードの腐食は見つけ次第要調査

注意しておきたい箇所

●エアコンや換気扇の配管など構造に穴を開けている箇所は、配管防水処理がきちんとされていないと雨が入りやすい
●入居中の室内は、普段オーナーが見ることはできないので、入居者アンケートなどで調査するのがおすすめ

怪しい兆候があれば即調査!会社選びのコツは『専門性』

では、どんな会社に依頼したら良いのでしょうか。

「あらゆる構造に精通している、外装系の専門会社が頼りになります。構造を理解していないと、的外れな調査や修繕を行う可能性があるためです。社内に専門職人が在籍しているかも重要。

また、構造や状況に応じて最適な調査方法を行えるかが肝心です。会社の技量は規模や実績、リピート率などから判断できると思います」

雨漏り調査を依頼!会社選びで見るべきポイントは?

◎構造に精通した外装系専門会社
◎社員の職人がいて自社施工が可能
◎状況に応じた最適な調査を提案できる
◎実績が豊富でリピート率が高い

雨漏り調査にはどんな調査方法がある?

●目視での調査
経験豊富な調査員の目視により屋根や外壁、ベランダなど外部からの侵入箇所、室内への侵入経路を推定
▷▷低コストで済み、応急処置にも適している

●散水調査
侵入口を見つけ、散水することで侵入経路を明らかにする
▷▷正確ではあるが、構造を傷める場合も

●ドローン調査
ドローンを駆使し、調査員がたどり着きにくい現場を撮影し、雨の侵入口などを推定
▷▷調査が困難な場所でも雨漏り調査が可能に

※この記事内のデータ、数値などに関する情報は2022年8月24日時点のものです。

取材・文/太田 雅美

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