確実な修繕計画で建物寿命を伸ばし、快適な空間を維持

同社では、自社で建築した物件に対して、定期点検サービスを提供している。建物の美観を保ちながらも建物寿命を伸ばし、住み心地の良い空間を提供し続けるためには、長期修繕計画を立てて、建物の状態を把握しながら、管理・運営する必要がある。そのため、同社では目視や触診での定期点検で異常があった時には、内視鏡や赤外線カメラなどの特殊な検査機器を用いて、建物の状態を詳細に確認し、的確な改修プランを提案する。

もちろん、新築物件のみならず、大規模修繕を請け負った物件も同様だ。引渡し後も、保証計画に基づきしっかりとサポートし、質の高いサービスを提供することで、建物の維持・管理に大いに貢献している。

大成ユーレックの大規模修繕

賃貸マンション新築時の設備工事担当者が、14年後にリニューアル部門の担当者として大規模修繕を請け負うことになった。綿密なスケジュールで定期点検を行うなどアフターサービスが充実し、オーナーとの信頼関係を大切にする同社ならではのケースだ。

顔料が粉化した壁面は手に粉が付く

劣化して硬くなりヒビ割れした状態

汚れ・浮き・めくれ・剥がれの発生は漏水発生の原因に

大規模修繕工事では入居者への配慮も行う

大規模修繕は入居者が住んでいる状態で行われる。安全対策のみならず、入居者の日常生活への配慮が求められる。大型マンションでの経験が豊富な同社は、掲示板、ポスティングによる「お知らせ」などで情報提供を行うなど、きめ細やかな対応を行っている。「大規模修繕では、入居者の方々もお客さまです。丁寧な対応を心掛けています」と蠏江さん。

同社は緊急呼び出しにも対応できるように24時間３６５日のサポート体制を敷いている。こうした配慮が、大規模修繕で生み出される付加価値をさらに高める。興味を持った方はぜひ問い合わせを。

大規模修繕の実例

１～３階が店舗となっている賃貸マンションの事例。躯体補修、防水・塗装工事に加え、テナント内装工事や耐震改修も実施。塗装工事では、カラーリングの提案も行う。

問い合わせが多いセキュリティ向上の改修要望にも対応。防犯性能の高い玄関ドアへ交換し、防犯カメラ・オートロックも新設。

外壁補修と防水工事は効率よく同時に実施し、耐久性と美観を甦らせる。シーリングの色を変更するなど細かい部分にも配慮した施工だ。

※この記事内のデータ、数値などに関しては2019年3月6日時点の情報です。

取材・文／神部 旬　撮影（右ページ）／青木 茂也

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