【新築・建て替え成功事例】相続から賃貸経営!女性視点にこだわり上質な賃貸を建築
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上質感のある賃貸住宅お父様の資産を引き継ぎ、賃貸住宅経営を行うことになったMさん。パナホーム(現:パナソニック ホームズ)に相談に行き、設計プランを話し合ううちに「近隣でどこよりも高級な賃貸住宅にしたい」「オーナー・入居者・近隣の『三方良し』の事業にしたい」との狙いが定まっていった。資産だけでなくお父様の想いも継承しようとした、Mさんの賃貸住宅経営とは?
事業用資産の買い替えで賃貸住宅事業をスタート
昭和40年代から建売住宅の販売やビジネスホテル・スーパーマーケット・高級クラブの経営など、多角化経営をされてきたMさんのお父様。2011年に亡くなり、お父様の会社を継いだのが、娘のMさんだった。
引き継ぎ後、昭和42年から経営してきたスーパーを閉店し、土地を手放すことになった。その頃、ちょうど向かいの土地が売りに出ていて、大手スーパーが2つの土地を一括購入したいとMさんにアプローチしてきたという。
「スーパーがなくなって近隣の方々が困っていらっしゃったこともあり、この機会に売却しようと決めました。ただ、事業用資産は売却後1年以内に別の土地に買い替えないと税金が繰り延べできないと税理士さんに聞いていたので、すぐに買い替え先を検討する必要がありました。ですが、賃貸住宅経営は全くの素人でしたので、途方にくれました」とMさん。
そこで、パナホームを訪ねて事情と予算を伝え、どんな土地に買い替えて賃貸住宅経営を始めるべきかというアドバイスを求めた。
同社担当者と一緒に予算に合う土地を探すこと、約3か月。地下鉄御堂筋線の始発駅「なかもず」駅から徒歩10分、南海電鉄高野線「白鷺」駅から徒歩4分の好立地に、約140坪の土地が見つかった。大阪方面へ通勤するのに利便性がよく、高層マンションが多い一方で、低層の賃貸住宅はやや手薄なエリアだった。3、 4件候補地を見た中で、Mさんが最も気に入り、また一緒に見学したお母様も「ここがいい!」と思えたことが決め手となったという。
事業を継承するだけでなく親から子孫へ心をつなぐ
「父の遺した土地を売り払うだけなら、父の思い出は母と私の心の中にしか残りません。でも、代わりの土地を購入してそこで新たに事業ができたら、おじいちゃんから伝わったものがここにあるよ、と父のことを子どもたちに伝えられると思いました」(Mさん)
土地が決まると、賃貸住宅の設計に取りかかった。パナホームに真っ先に伝えたのは、「周囲の同程度の家賃の物件と比較した時に、よそに勝てる高級な賃貸住宅にしたい」ということ。コンビニでも、少し高くても上等なプレミアム商品が流行り始めた時期だった。他と比べて上質な賃貸住宅を選ぶ入居者は、必ずいるはずだと考えた。
「父の経営理念は、『三方良し』でした。売り手も買い手も世間も、三者がよいと言う商売でなくてはならない。自分の儲けだけに走ってはいけない、と。だから入居者さんにも近隣の方々にも、よい家だと言ってもらえる家にしたかったのです」(Mさん)
もう一つ意識したのは、「女性目線が活かされている」こと。女性入居者にとって魅力的な設計や工夫があれば長期的な入居に繋がり、また昨今、ストーカーなどの事件が増えてきている中、女性にとって安全・安心な住まいにすることは必須だと考えたからだ。