【特別対談】国土交通省 賃貸住宅対策室 室長 川合紀子氏『大家さんが安定した運用ができるように支援します』

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公開日:2019年6月4日
更新日:2019年11月27日

建て替えか・計画修繕か判断できるチェックシートを開発

上田 「計画修繕」について聞かせてください。

川合 中長期的な経営のためには、計画的な維持管理が大切。その際の費用の投資判断に役立つツールを開発しました。建て替えた場合、あるいは計画修繕をしながら長期運用を続けた場合を比較すると、実質利回りの試算では、後者が高くなる場合も少なくなく、このようなツールを経営判断に活用していただきたいです。

上田 修繕積立金の経費化についてはどうなるのでしょうか。

川合 資金の保全などが課題ですね。例えば、分譲マンションの場合は、管理組合の口座に入ると区分所有者には返却されない仕組みになっています。賃貸の大家さんの積立金にはこのような仕組みがありませんし、オーナーチェンジした場合の課題もある。管理委託などの仕組みが使えないか、引き続き検討していきます。

上田 オーナーズ・スタイル読者にメッセージをお願いします。
川合 大家さんが賃貸経営のさまざまなリスクに備えられ、安定した運用ができるように支援することが、私たち国交省の姿勢です。そのために大家さんが活用できる仕組み、参考になる情報を発信していますので、ぜひ参考にしてください。

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受け入れ支援の仕組み、トラブル回避策などを解説。国土交通省・法務省出入国在留管理庁・ちんたい協会が作成

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契約前・入居中・死亡後の3 つの場面での対応策や準備の仕方・公的サービス・保険の最新動向などを詳しく説明

各ガイドブックや詳細情報は国土交通省のホームページをご覧ください

※この記事内のデータ、数値などに関しては2019年6月4日時点の情報です。

取材・文/木村 元紀 撮影/豊島 正直

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