音楽愛好家から絶大な支持を得て、常に入居待ち状態が続いている(株)リブランの防音賃貸マンション「ミュージション」。同社は高まるニーズに応えるため、防音木造テラスハウスを新たに開発。事業の可能性を広げている。

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初のファミリー向け防音木造賃貸が誕生

年々賃貸経営が厳しさを増す中で、（株）リブランの防音賃貸マンション「ミュージション」は順調に安定経営を続けている。昨年12月、同社は従来のRC造に加え、新たに防音木造テラスハウスを開発した。「ミュージション」の強みと新たな戦略について、同社取締役の渡邊さんにお話を伺った。

「音楽愛好家が24時間楽器を演奏できる環境が、ミュージションの最大の強みです。真夜中でもピアノやトランペットを演奏できる環境は、一般の賃貸ではありません。供給実績は 20年以上で、東京・神奈川・埼玉で計16棟388戸を展開しています（2020年1月時点）。家賃は相場よりも３割程度高いですが、稼働率は97 .3％（2018年度年間平均）です。そして空室待ちの方は、332組（2019年12月時点）に上ります」（渡邊さん）

つまり、需要に供給が追いついていない状態だ。では、木造化するメリットは何なのだろうか？
「従来のRC造は駅近の中高層タイプに適していて、事業規模が大きめでした。ですが多くのオーナー様から『駅から遠い１種低層地域の土地でも建築できないか』『事業予算を抑えたい』などのご要望をいただいておりました。そこで開発を進め、防音性能を確保しつつ木造化することで敷地対応力を高め、建築コストを抑えることに成功したのです。より多くのオーナー様が参入しやすくなりましたし、広めの間取りで入居者をファミリー層まで広げることも可能にしました」（渡邊さん）

防音賃貸住宅「ミュージション」の特徴

Point１.夜中にトランペットも演奏できる優れた遮音性能

遮音性能はRC造でD-80、木造の場合はD-70を実現。どちらも真夜中に気兼ねなくトランペットなどの楽器を演奏できる遮音性能を備えている。

Point２.高いリーシング力＆入居者コミュニティ

専用サイトで集客し、ミュージシャン出身や音大卒業生などのスタッフが共感接客で入居を促進。入居者コミュニティを運営して長期の入居もフォロー。

Point３.築年数に左右されず、高家賃を維持

「高い遮音性」「希少価値」「入居者コミュニティ」による価値の創出により、築年数にかかわらず、相場より約3割高い家賃を維持している。

Point４.入居者のほとんどは学生ではなく社会人

音大生のための物件と思われがちだが、実際は社会人がほとんど。音楽を愛し、防音賃貸の価値を評価し、高めの家賃を払える層がターゲット。

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