エレベーターの定期点検をしないと罰金100万円⁉実施時期や費用、保守点検の内容など基本を解説

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公開日:2023年11月21日
更新日:2024年3月8日
エレベーターの定期点検をしないと罰金100万円⁉実施時期や費用、保守点検の内容など基本を解説1

保有しているマンションにエレベーターがある場合、専門会社による定期的な点検が法律で義務付けられているのをご存じでしょうか?点検の義務を負うのはアパート・マンションのオーナーもしくは管理者で、これを怠ると法律違反となります。しかし、エレベーター点検の費用は管理費に含まれているケースもあり、内容や費用の内訳をはっきり把握していない賃貸オーナーも多いはず。「エレベーター保守」について、詳しく解説します。

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エレベーターの点検の目的とは。もし怠ると大きな事故に

エレベーターの定期点検をしないと罰金100万円⁉実施時期や費用、保守点検の内容など基本を解説2

エレベーターメンテナンスの様子。細かい異変も見落としなくチェック 提供:ジャパンエレベーターサービス

入居者が日常的に使うエレベーターは、適切に管理されていないと重大な事故につながることもあり得ます。事故を防ぎ、安心して使ってもらうためには定期的な点検・保守が欠かせません。

エレベーター点検の法規と罰則

具体的には、建築基準法第12条3項で次のように定められています。

建築基準法第12条3項(報告、検査等)

昇降機及び第六条第一項第一号に掲げる建築物その他第一項の政令で定める建築物の昇降機以外の建築設備(国、都道府県及び建築主事を置く市町村の建築物に設けるものを除く。)で特定行政庁が指定するものの所有者は、当該建築設備について、国土交通省令で定めるところにより、定期に、一級建築士若しくは二級建築士又は国土交通大臣が定める資格を有する者に検査(当該建築設備についての損傷、腐食その他の劣化の状況の点検を含む。)をさせて、その結果を特定行政庁に報告しなければならない。

 

法定点検は自動車で例えると車検のようなもので、エレベーターの性能を維持し、安全を確保するために行います。点検の報告が法律で義務付けられており、もしそれを怠ったり虚偽の報告をしたりした場合は、100万円以下の罰金が科せられることがあります。

エレベーター点検の種類と周期

エレベーター点検には、前項のように法律で義務付けられている法定点検と定期点検があります。

法定点検は一級建築士や二級建築士、昇降機等検査員といった有資格者でないと実施できません。頻度は「おおむね6カ月〜1年までの間隔をおいて、特定行政庁が定める時期」とされており、1年に1回は点検が必要です。

法定点検を受けると「定期検査報告済証」が交付されます。エレベーターのかご内に貼られているので、目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。この検査済証には有効期限が記されているため、その期限内に次の点検を行うようにしましょう。

定期点検には、周期や点検者の資格は定められていません。エレベーターが安全に使えるように、1~3カ月ごとに行います。

エレベーターの故障原因は?防止方法はある?
エレベーターの定期点検をしないと罰金100万円⁉実施時期や費用、保守点検の内容など基本を解説2

エレベーターの故障原因としては、主なものに雨水などの浸水やワイヤー劣化、レールの油切れやブレーキの制御不良などがあります。もし異音がしたり、振動が生じたりする場合はすぐにメンテナンス会社に連絡するようにしましょう。

定期点検はもちろん、日頃から異変がないかを確認しておくと安心です。日常点検をしっかり行うことが、万が一の事故を防ぐことにつながります。

エレベーターの保守点検では何をチェックしている?

エレベーターの定期点検をしないと罰金100万円⁉実施時期や費用、保守点検の内容など基本を解説2

エレベーターの保守点検では、エレベーターを一時停止して検査員が機械室に入り、様々な検査や消耗品の交換を行います。どのような内容をチェックするのでしょうか。

定期検査報告の検査内容については国交省が細かく定めた点検項目があり、大まかには以下の通りです。

エレベーター点検の一般的なチェック項目
☑機械室に問題はないか ☑通路 ☑階段手すりの位置
☑ドアの施錠 ☑照明装置 ☑漏水など
☑かご内部に問題はないか ☑換気 ☑照明
☑構造 ☑ドア ☑操作盤
☑操縦機 ☑外部への連絡装置
☑電動発電機に異常がないか ☑かごの上昇時・下降時の速度は適切か
☑階床選択機・巻上機・ブレーキなどに異常がないか
☑地震時等管制運転装置や降下防止装置は適切に作動するか

 

エレベーターに異常が見つかったときの対応

もしエレベーターに異常が見つかったら、速やかに修理が必要です。修理の間はエレベーターが使えませんので、入居者に掲示などでお知らせする必要があります。また、機械室などに作業者が出入りする時間が長くなるため、入居者が間違って機械室に入らないように注意し、状況に応じて階段への誘導掲示を行いましょう。

こちらの記事もあわせて読みたい!保守・点検のリアルがわかる

エレベーターの保守契約は自分の物件に合うものを選ぼう

エレベーターの保守や点検に関する契約は、大きく2つに分類できます。物件の築年数や管理予算などに合わせて契約方法を選ぶようにしましょう。

2つの契約、それぞれの特徴と費用は?

エレベーターの定期点検をしないと罰金100万円⁉実施時期や費用、保守点検の内容など基本を解説2

エレベーターの保守契約にはフルメンテナンス(FM)とPOG(パーツ・オイル・グリース)契約があり、それぞれカバーする範囲と費用が変わります。

フルメンテナンス(FM)契約

フルメンテナンス(FM)契約は、エレベーターの全面的な点検と、故障があった場合の修理や部品交換料金が含まれた契約です。修理が発生しても見積もり確認などの手間がかからず、年間予算が把握しやすいのもメリットです。費用相場は月額3~6万円程度といわれています。

POG(パーツ・オイル・グリース)契約

POG(パーツ・オイル・グリース)契約とは、エレベーターの全面的な点検に加えて、パーツ・オイル・グリースといった消耗品の交換・補充までを行う契約です。もし故障があった場合の修理や部品の交換などは含まれていないため、別途見積もりと依頼が必要です。保守の内容が絞られているため、フルメンテナンス契約よりも月額費用が安く、2~5万円程度が相場です。

契約形態はどちらがおすすめ?

上記の通りフルメンテナンス契約の方が、保守範囲が広い分だけ割高になります。年間20万円程度の差は、決して小さくはありません。しかし、もしエレベーター修理の頻度が多くなれば、別途費用が発生するPOG契約の方がトータルで費用が高くついてしまうこともあります。

エレベーターのメーカーが公表している耐用年数は20~25年ほどで、もちろん古くなれば不具合・故障も増えてきます。そのため、費用を少しでも抑えたいならば新しいうちはPOG契約で、途中でフルメンテナンス契約に切り替える、などの対応を行うと良いでしょう。

ただし、戸数の多いマンションや複数の物件を保有している人は、見積もり確認などの業務が煩雑になりやすいPOG契約ではなく、フルメンテナンス契約を選んでおいた方が無難です。

エレベーター点検を依頼する会社を選ぶときのポイント

エレベーターの定期点検をしないと罰金100万円⁉実施時期や費用、保守点検の内容など基本を解説2

ここからは具体的に、エレベーターの点検を依頼する会社を選ぶときのポイントについてご説明します。実は、エレベーターの点検やメンテナンスを行う会社も2つに大別されます。

メンテナンス会社の違いと特徴

エレベーターのメンテナンス会社には「メーカー系」と「独立系」があります。

「メーカー系」エレベーターメンテナンス会社

エレベーターを製造しているメーカーの系列で、自社製品の保守・点検を行う会社で三菱、東芝、日立などがあります。そのメーカーの製品に対するノウハウを持ち、母体が大手企業という安心感があります。
安心感と信用力のある大手に任せたい人向け

「独立系」エレベーターメンテナンス会社

特定のメーカーに属さず、基本的にどのメーカーのエレベーターでもメンテナンスを行う会社です。開発・製造などにコストがかからない分、メーカー系よりもリーズナブルな料金に設定されています。
技術力は維持しつつも、コストは安く抑えたい人向け

まとめ|自分の希望に合った会社と契約しよう

エレベーターの定期点検をしないと罰金100万円⁉実施時期や費用、保守点検の内容など基本を解説2

エレベーターのメンテナンス会社は通常、新築時に設置したエレベーターメーカーの系列会社に委託し、そのまま契約を継続しているケースが多くなっています。

しかし、費用面では独立系の方が安い傾向にあるため、もしメンテナンスコストを抑えたいなら、メーカーを問わずに委託できる独立系を選ぶのも賢いやり方です。

まずは数社から相見積もりを取って比較してみるのがオススメです。エレベーター保守サービスの内容が分かり、知識も身に付きます。

この機会に、ご自身の物件のエレベーター保守契約を見直してみてはいかがでしょうか。

※この記事内のデータ、数値などに関する情報は2023年11月21日時点のものです。

取材・文/石垣 光子

ライタープロフィール
石垣 光子(いしがき・みつこ)
情報誌制作会社に10年勤務。学校、住宅、結婚分野の広告ディレクターを経てフリーランスに。ハウスメーカー、リフォーム会社の実例取材・執筆のほか、リノベーションやインテリアに関するコラム、商店街など街おこし関連のパンフレットの編集・執筆を手がけている。

オーナーズ・スタイルおすすめのエレベーターメンテナンス会社

ジャパンエレベーターサービス(JES)
エレベーターの定期点検をしないと罰金100万円⁉実施時期や費用、保守点検の内容など基本を解説2

ジャパンエレベーターサービスは独立系のエレベーターメンテナンス会社。メンテナンス・リニューアル費用のコスト削減の実績も豊富で、保守費用はメーカーと比較して約20~50%ものコストダウンが可能です

※現在ご契約の内容やメーカー、製造年数によって異なります

事例① 保守メンテナンス
エレベーター 5台
小荷物用   2台
—————————————-
既存保守月額合計 216,000

JES保守月額合計 129,000
月額コスト40%OFF
年間コスト 1,044,000円 削減

 

事例② リニューアル工事
ロープ式エレベーター
制御リニューアル
—————————————-
他社提案 10,000,000

JES保守月額合計 6,800,000
工事費用32%OFF
工事コスト 3,200,000円 削減

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メール:info-ml@jes24.co.jp
電話 :03-6262-1622(受付時間:平日9:00~18:00)
◎お問い合わせの際は「オーナーズ・スタイル・ネットを見た」とお伝えください

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オーナーズ・スタイルの専任担当者が窓口となり、賃貸経営のお困りごとを解決する無料ご相談サービスを提供している「大家さんの相談窓口」。建築や修繕など、賃貸経営の様々なお悩みに対応しており、中立の立場で優良企業をご紹介。ご相談・お見積もりは無料です。エレベーターのメンテナンス会社のご紹介もできますので、ぜひこちらもご利用ください!

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