これからの入居者像を理解しよう|世代の違いでライフスタイルも変わる!

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公開日:2018年12月24日
更新日:2023年3月30日

40~50代:単身ミドル世代

単身ミドル世代とは、団塊ジュニアやその後に生まれ、今も独身の人たちを指す。東京都では、2020 年の20歳~64歳までの単独世帯の半数が40歳以上と予測しており(※3)、未婚率が高い。

また、就職直前にバブルが弾け、就職氷河期の煽りを最も受けたのもこの世代だ。希望の就職ができたり、自ら起業してビジネスで成功した人がいる一方で、就職に苦労するなど、特に女性は非正規雇用の人が多く、若いうちから同世代間で収入格差が生まれている。

ただし成人するまではバブル期の恵まれた時代を過ごしてきたので、高収入層は眺望や設備にこだわった広めの間取りなど高級感を求める傾向にある。

一方で、暮らしに余裕のない層は、家賃が安い物件を好む。リノベーションにお金をかけるより家賃を安くした方が効果的かもしれない。また、親から資金・物資の援助を受けながら暮らす人も多く、実家の近くに住む「近居」が増えているのも特徴で、都心よりも郊外の物件が好まれるケースも多い。

※3…国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計(都道府県別推計)」(2014 年4 月推計)より

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1971年~1982年頃の生まれ

◆一般的に「団塊ジュニア」世代、「ポスト団塊ジュニア」世代とも呼ばれる

◆同世代の人口がとても多い

◆経済的な余裕のある人は成功願望、ステータス志向が強く、ゴージャスなものを好む傾向

◆広めの間取り、大きな収納、高級感のある設備仕様を求める

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◆経済的な余裕のない人は、設備や内装よりも家賃の安さを優先する

◆実家と近居する人も。都内よりも、実家のある郊外などを好む

◆親から金銭的援助を受け続けているケースも。未婚率が高いため、趣味にはお金をかける人も

※参考文献「日本初!たった1 冊で誰とでもうまく付き合える世代論の教科書」(東洋経済新報社、阪本節郎・原田曜平著)
※この記事内のデータ、数値などに関する情報は2018年12月12日時点のものです。

文/藤谷 スミカ イラスト/すぎやま えみこ

ライタープロフィール
藤谷 スミカ(ふじたに・すみか)
同志社大学文学部英文学科卒。広告制作プロダクション、情報誌出版社を経て、フリーランスのコピーライターとして30余年。ハウスメーカーの実例取材記事、注文住宅、リフォーム、土地活用に関する情報誌の記事、企業PR誌の著名人インタビュー記事、対談記事、企業単行本の執筆等を手がける。

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