賃貸でもモデルルームをつくると成約率アップに有効?

幸運にも内覧に至ったからには、ぜひとも入居を決めてもらいたいところ。そこでおすすめなのが、モデルルームの設置。コストもそれほどかけずに実現が可能です。入居希望者にここなら住みたいというイメージを思い浮かべてもらえたら、成約率はグンと上がります。

暮らしがイメージできるモデルルームは、入居者にアピール度満点

内覧に訪れるということは、その時点でかなり入居希望者の心は傾いているということです。モデルルームは、その背中を押す役割を担います。

なぜ、モデルルームが成約率アップに有効なのでしょうか。

分譲マンションでなら当たり前のモデルルームの公開ですが、賃貸物件のオーナーでモデルルームを設置している人はほとんどいません。多くの賃貸物件の空室は、何も置かれていない状態で内覧者を迎えます。

だからこそ、内覧者が気に入るような家具や小物を置いて見せれば、それだけで他物件との差別化を図ることができます。また、モデルルームを撮影した写真をポータルサイトの広告に掲載すれば、集客力アップの効果も期待できます。

不動産会社に写真を渡す時に、セールスポイントのコメントも添えて掲載してもらうようにお願いしてみましょう。

モデルルームを作る際に重要なのは、対象が単身者かファミリーか、男性か女性かなどを絞り込み、ターゲットを定めてコーディネートすることです。

また、物件ごとにコンセプトを決めて、それに沿った家具等を揃えることで、より明確にターゲットにアピールすることができます。

分譲マンションと違ってそれほど予算をかけるわけにはいきませんが、できるだけ低コストで見栄えのいいモデルルームに仕上げたいところです。

コンセプトを明確にしたモデルルームの例(写真提供:五十嵐未帆氏)

海を意味するイタリア語「イルマーレ」をコンセプトに、ブルーを基調にして、外壁に合わせてアクセントクロスを採用。築40年の物件がすぐに決まった。

おすすめはイケアやニトリ、100円ショップ、ホームセンターなど。ネットショップやリサイクルショップを覗いてもいいでしょう。手頃な価格で、今時の若年層に好まれるようなオシャレな家具、小物類が豊富に手に入ります。

5万円もかければソファやテーブルを置いたりできるので、かなり豪華になります。1万円以内でも、ポイントを絞れば印象度の高いモデルルームができ上がります。

低コストでつくったモデルルームの例 (写真提供:左/加藤隆氏、右/五十嵐未帆氏)

左/カーテンは5000円、赤いスタンドは2000円、ラグマットは980円 右/カーテンとテーブルは各1000円、ラグマットは3000円。イケアとニトリで揃えた

どれだけ予算をかけるかは、考え方次第です。

例えば家賃6万円の部屋があるとして、モデルルームに2万円費やしても、家賃10日分です。

この金額を、高いととるかどうか。何も手を打たなければ、2、3カ月埋まらない可能性もあるのです。多少先行投資が必要だとしても、入居者が部屋を気に入り長く住んでくれるのならば、それは小さな問題と言えるのではないでしょうか。

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