木造賃貸アパートの防音対策。DIYで簡単にできる?【大家さんのお悩みQ&A】
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大家さんのお悩みにオーナーズ・スタイル編集部がお応えするQ&Aシリーズ。今回は、木造アパートの防音対策についてです。木造アパートにできる防音対策の3つのポイントについてご紹介します。
Q、木造賃貸アパートの騒音トラブルに困っています。DIYでもできるような簡単な防音対策はあるのでしょうか?建て替えるとしたら、やはり賃貸マンションにした方が遮音性は上がりますよね?
A、「遮音」「吸音」「制振」という3つのポイントを押さえれば、木造アパートでもできる防音対策はあります。マンションと同じレベルの遮音性を持った木造住宅も開発されているので、建て替えの際は比較検討してみてください。
上の階の入居者が歩く音や洗濯機の振動音のような生活音は、日常的に発生するため騒音トラブルの元。木造アパートは、マンションよりも遮音性能が低いことが一般的なので、騒音対策も避けては通れない問題ですね。
ですが、木造住宅でもできる防音対策はあります。床や壁に「音の侵入や漏出を防ぐ」「音を反射させずに吸収する」「固いものを伝わる音を抑える」という3つの視点から遮音性を上げる工夫をしてみましょう。
例えば、窓を二重サッシにすると、窓からの音漏れが軽減されて遮音性が上がります。また、壁に石膏ボードを二重で張る方法も、ローコストかつDIYでもできる簡単な防音対策です。石膏ボードの間に遮音制振ゴムのような違う素材を挟むと、さらに遮音性が高まりますよ。
同じように床材も、吸音材と遮音材を組み合わせて、その上に新しくクッションフロアを敷けば、高く軽い音に対しては防音効果が期待できます。
日曜大工に心得があれば、DIYでできる簡単な防音対策もありますが、防音材にちょっとの隙間があるだけでも効果は発揮されなくなるので、注意が必要です。業者に依頼するときにも、施工実績が豊富な信頼できる会社を選びましょう。
また、木造アパート=騒音トラブルを招きやすいというイメージがありますが、三井ホーム(株)のように、分譲マンションレベルの遮音性を持った木造住宅を開発している企業もあります。
木の温かみやデザイン性は、木造住宅のメリットでもあります。あなたの資産を活かす、効率的なプランを検討してみてください。
木造アパートの防音対策についてのOSnetの記事
入居者の不満の中で「遮音性」は常にトップに上がり、木造アパートよりマンションが好まれる理由の一つです。そんな木造アパートの騒音トラブルはリフォームで対策をすることができます。防音対策の効果を上げるポイントをお伝えします。
防音対策には、「遮音」「吸音」「制振」という考え方があります。本格的な工事から、日曜大工の心得があればできるような難易度の低いDIYまで、対応策の幅は広いです。木造アパートとマンションの遮音性の違いから、具体的な防音対策までをまとめました。
圧倒的な耐震性と美しいデザインで、他社とは一線を画す三井ホームが、新たな木造住宅を生み出しました。その特徴は、分譲マンション並みの「遮音性」です。住宅業界最高レベルの高遮音床仕様で、入居者トラブルのトップに上がる騒音問題を解消します。
木造アパートでも防音対策はできる
いかがでしたか?木造アパートでも、3つのポイントを押さえれば、防音対策をすることは可能です。簡単にDIYで済ませるにしても、施工業者に頼むにしても、遮音性がきちんと高まる方法を選びましょう。木造でもマンション並みの遮音性を持っている製品もあるので、建て替えの際には比較検討してみてください。