オーナー目線の賃貸管理で真の満足と信頼を生み出す

管理戸数がこの5年で20倍に増えた管理会社がある。（株）日本RENTだ。5年前の100戸が、現在55棟2000戸以上に急増。入居率も96％と高水準を維持している。急伸長の理由は、何と言っても管理の質の高さだ。

オーナーは「他社より早い、安い、安心」と満足し、他社に任せていた他の所有物件も同社に移管するだけでなく、知り合いのオーナーにも同社を薦める。また、新たな収益物件を同社から購入することも多々あるという。

では、同社の管理は他社とどこが異なるのだろうか？代表の堂園直久さんは、「1つ目のポイントは、『自社管理』と『自社リフォーム』に徹していることです」と語る。

1日でも早く、1室でも多く空室が埋まるよう、同社では綿密な市場調査や空室改善提案、業務報告などの管理業務の要を、社長自らが行う。また、社長がオーナーと直接やり取りを行うので、決済が早く、スピーディに最適な対応ができる。さらに、リフォーム工事も自社で設計から施工監理まで行うため、オーナーは費用が安価に抑えられ、コスト低減が図れる。場合によってはリフォーム費用を同社が負担することもあるという。

「そして2つ目のポイントは、売る営業はせず、管理に集中していることです」（堂園さん）
堂園さんが以前勤めていた販売会社では、管理は別部署が行っていた。アフターフォローが自身でできず、管理スタッフがオーナーと信頼関係を築けていない光景を目の当たりにして、この状態ではいけないと痛感したという。

「私自身、営業より管理の方が楽しく、またお客様も喜んでくれました。そのため、真にオーナー様の立場に立ち満足していただける管理会社を作ろうと決意し、会社を立ち上げたのです」

その言葉通り、同社では2名のフォロースタッフに営業目標を課しておらず、必要のないリフォームや大規模修繕の提案は行わない。