宅配ボックスを取り付けたいけど、どんな種類がある?【大家さんのお悩みQ&A】
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大家さんのお悩みにオーナーズ・スタイル編集部がお応えするQ&Aシリーズ。今回は宅配ボックスについてです。宅配ボックスには大きく分けて2つの種類があります。物件の特徴や入居者層、これからの賃貸経営の方向性と照らし合わせて選択することがポイントです。
Q、物件の資産価値を上げるために、宅配ボックスの導入を検討しています。どのような種類のものがあるのでしょうか?
A、大きく分けると「機械式」と「電気式」の2種類が主流です。費用を抑えるか、防犯性を高めるか、管理をどうするか、という観点からどのタイプを導入するのか検討してみてください。
宅配ボックスは、ランキングでも上位にくる人気設備ですね。単身世帯が増え続けている現状を踏まえると、これからもその人気は高まってくるでしょう。
宅配ボックスには、大きく分けると2種類のタイプがあります。
まず一つは、機械(ダイヤル)式です。電気を使用しないで、ダイヤルやテンキーで操作をするタイプの宅配ボックスですね。配達員が暗証番号をセットし、その暗証番号を書いた不在票を入居者の郵便受けに投函する、という仕組みです。
電気を使わないのでローコストで導入ができ、小さいエントランススペースでも置けるのが特徴です。ただし、「開錠できない」「入れ間違えた」などのトラブルには、管理会社やオーナーがその都度対応する必要があります。
もう一つは、電気(コンピューター制御)式です。液晶画面や音声案内に従って操作をします。入居者は部屋ごとに割り振られている暗証番号を使って荷物を取り出します。
常に施錠状態なので防犯性が高く、コンピューターで管理されているので、取り忘れにも気づくことができます。宅配ボックス会社が管理する「オンライン管理方式」を利用すれば、管理会社やオーナーの代わりに、宅配ボックス会社がトラブル対応もしてくれます。
ただし、電源がない場合は配線工事をしなくてはならず、電気代やリース料などの月額費用も別でかかってくるのは注意点です。
費用・防犯性・管理方法のどれを重視するかで、選択肢が変わってくると思います。物件の物理的なスペースや入居者層も考慮して、導入を検討してみてくださいね。
宅配ボックスについてのOSnetの記事
人気設備ランキングで上位に入るのが、「宅配ボックス」と「無料インターネット」です。それぞれ仕組みが異なる複数のタイプがあるので、オーナーは、物件の状態や予算と照らし合わせて選択することが必要です。タイプ別の特徴や注意点をご紹介します。
宅配ボックスを世界で初めて開発したといわれているのが、(株)フルタイムシステムという日本の企業です。宅配ボックスの誕生から最新の宅配ボックス機能までを、子会社である(株)フルタイムロッカーの竹迫さんに伺いました。
新築分譲マンションの宅配ボックスで70%のシェアを誇る(株)フルタイムシステム。その宅配ボックスを賃貸用に最適化したものが「チャレンジボックス」です。業界初のフルメンテナンス付き宅配ボックスをリーズナブルな金額でリース契約することができます。
宅配ボックスで物件に付加価値を
いかがでしたか?宅配ボックスを導入するときには、費用・防犯性・管理方法のどれを重視するかによって選択肢が変わってきます。物件の価値を効果的に高められる方法を検討してみてくださいね。