高齢入居者の事故や孤独死対策は大丈夫?高齢者見守り・安否確認サービスとは|あんしんサポート
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超高齢化社会目前!そんな中、賃貸経営でも高齢者の受け入れは必須になり、高齢入居者の事故や孤独死が心配されます。そこで登場するのが高齢者見守り・安否確認サービス。近年需要が増えているこのサービスにはどんな種類があるのか、メリット・デメリットは?気になる点を介護・見守り事業に詳しい専門家に聞いてみました!
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介護施設で従事した後、見守りサービス業界に転職。全国の病院、クリニック、自治体、不動産管理会社などを飛び回り、見守りサービスの普及に力を入れている。介護、みまもり事業で15年以上の実績。
高齢者の一人暮らしが年々増加。孤独死のリスクも増えている?
高齢化の一途を辿る日本、近い将来には4人に1人が75歳以上という超高齢社会が到来すると言われています。65歳以上の高齢者を含む世帯は全世帯の半分もあり、また65歳以上単身の世帯は全世帯の約10%を占め、年々増えている状況です。(注1)
単身世帯の高齢者や、離れて暮らすそのご家族は「孤独死」について心配する方も増えていると思われますが、実際のところ孤独死というのは増えているのでしょうか?
「現在、孤独死というものを正確に定義して調査・公表されてはいないのですが、孤独死と考えられる事例は多数発生しています。東京都監察医務院が公表しているデータによると、東京23区内における一人暮らしで65歳以上の人の自宅での死亡者数は、平成27年に3,127人となっており、年々増え続けているという状況です。(注2)日本全国で見ると、一説では年間30,000件を超えると言われています」
※注1:内閣府/高齢者白書>家族と世帯(令和元年版)
※注2:内閣府/高齢者白書>高齢者の生活環境(平成29年版)
賃貸契約が難しいとされている高齢者を受け入れ空室対策。
人口における高齢者の割合が増え、賃貸経営をするうえでも、高齢者の受け入れも積極的に考えなければならなくなってきています。しかし、既に定年退職などで賃金収入がない場合が多いことや、健康面のリスクなどから、大家さんから入居を敬遠されやすいという現状があり、一般的に「高齢者は賃貸住宅を借りにくい」と言われていますがどうなのでしょうか。
「国土交通省の調査(注3)によると、大家さんの約6割は高齢者の入居に対して何らかの拒否感を感じているそうです。高齢者に対して入居制限を行っている大家さんも1割程度いるということで、現状の世の中では実際に借りにくさを感じられる方もたくさんいると思います」
※注3:国土交通省住宅局/家賃債務保証の現状
「まだまだ敬遠される大家さんも多いようですが、高齢者は礼儀正しく、キレイに住んでいる人が多い、年金生活者は滞納の心配も少ないなど、メリットもたくさんあるということを知っていただきたいですね」
高齢者を受け入れるメリット
・転勤がなく、入居期間が長い場合が多い
・年金など毎月決まった額の収入が見込め、家賃滞納の可能性が低い
・部屋をキレイに使ってくれる
・夜中に友人と騒ぐこともなく、ゴミ出しなどルールを守ってくれる
・車を運転する人が少ないため駐車場を必要としないケースが多い。そのため他の入居者が2台分借りることもできる
時代の流れやこうしたメリットを考えると、やはり高齢者の受け入れには積極的になったほうが得策です。リスクを理解し、体制を整えれば安心して高齢者を迎えることができます。