ご主人の相続税申告やご自身の確定申告を依頼

Yさん、Aさんご兄妹

お二人は、文豪・志賀直哉氏のお孫さんに当たります。生涯に23回転居したといわれる志賀直哉氏の足跡を追って、日本全国を巡っているといいます。

Ｙさん・Ａさんご兄妹とフジ総合グループのお付き合いは、妹のＡさんが知人から紹介を受けたことが始まりでした。

「賃貸アパートを所有していたのですが、経営や管理、確定申告などすべて主人が行っていました。その主人が病で亡くなり、引き継ぐにあたってわからないことが多かったので、信頼できる税理士さんを、と友人にお願いして紹介していただいたのがフジ総合グループさんです」とＡさんは振り返ります。

亡くなったご主人はＡさんのために、資産やアパート経営に関する資料一式をファイルにまとめて残されており、引き継ぎはスムーズに行われたといいます。

フジ総合グループ 副代表・税理士　髙原 誠さん

「はじめに担当してくださった方は若い女性でしたが、私の不安に寄り添って丁寧に応対してくださりとても心強かったです」（Ａさん）

Ａさんは同グループと２０１５年に税務顧問契約を結び、ご主人の相続税申告やＡさんの確定申告を依頼するようになりました。そして２０１８年にグループ副代表の髙原誠さんが担当税理士となったのです。

Ｙさんとのお付き合いはご実家の相談から

その後、2020年に兄のＹさんとの付き合いが始まります。

「杉並区の実家には母が一人で住んでいたのですが、施設に入ることになったのです。空き家となる実家をどうするべきか、妹と相談している時に紹介されたのが髙原さんです」とYさん。

髙原さんの第一印象についてこう振り返ります。

「誠実で真面目な方だと思いました。でも気さくで話しやすく、なんでも気軽に相談できますし、安心してお任せできると感じました。妹が頼りにしているのも納得です」（Yさん）

Ｙさんは司法書士に依頼して、あらかじめお母様と家族信託契約を結び、万が一に備えて財産のコントロールができるようにしていました。

「当初は大手不動産会社に売却することを考えていたのですが、歴史的価値の高い建物だということで、杉並区から購入したいという申し出があり、最終的に区に売却しました。その時の確定申告を髙原さんにお願いしました」（Ｙさん）

「自治体への売却は一般の売却と異なり、税金の処理が非常に複雑なので、その点でお力になれたと思っています」（髙原さん）

「目が覚める思いがした」相続対策シミュレーション

確定申告と並行して取り組んだのがお母様の二次相続対策でした。はじめに髙原さんが提案したのが相続対策シミュレーションの実施。

「これがとても素晴らしい内容でした。現状のままで母の相続が発生した場合にどうなるのかが明確になり、対策も提案してくれて先々のことを考えやすくなりました。雲が晴れて青い空が見えたように、もやもやしたものが一気に無くなりました。プロならではの視点に感心しました」（Ｙさん）

「ご実家の売却により現金を得られたことで相続財産も増えたことになります。そこで、資産を組み換えることで相続税評価額を抑える対策を提案しました」（髙原さん）

現在、お母様の相続対策はほぼ完了し、今後は定期的に状況を見直しつつ、お二人それぞれの相続対策も検討していく予定です。

「髙原さんに相談できるので、心強く安心感があります。今後も長くお付き合いさせていただきたいと思っています」（Ｙさん）

「フジさんとは10年来のお付き合いですが今では髙原さんに全幅の信頼を寄せています。髙原さんが金庫番をしてくれるので、娘たちにも安心して引き継げそうです」（Ａさん）

文豪・志賀直哉氏のお孫さんとして活動も

実は、ご兄妹のお母様は「小説の神様」と称され近代文学史にその名を残す白樺派の文豪・志賀直哉氏の娘さんで、Yさん・Aさんご兄妹は志賀直哉氏のお孫さんになります。

お二人は白樺派ゆかりの地である千葉県我孫子市の「白樺文学館」へ志賀直哉氏が愛した絵画や陶器、工芸品などを寄贈したり、コレクションの展示に携わるなど、お祖父様の残した足跡を後世に伝えています。

「お二人には財産の相続という枠にとらわれない、先祖を敬い伝承しようとする新しい相続の形を見せていただいています。お手伝いできて光栄ですし、私自身も勉強させていただいています。白樺文学館にもまたお邪魔したいと思います」（髙原さん）

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