孤独死対策に有効な見守りサービスの選び方とは?賃貸アパートに高齢者を受け入れるポイント

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公開日:2024年6月21日
更新日:2024年9月12日

実際の見守りサービスを紹介

具体例として、「孤独死対策サミット2019」で紹介された2社の見守りサービスを紹介します。

費用負担の少ない「見守り電気」

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株式会社アイキューフォーメーションが提供する見守りサービスが「見守り電気」です。(株)アイキューフォーメーションは電力自由化を契機に電力事業に参入した企業。電力会社は電気の使用量にあった買付をすることが重要だそうです。そのため、1時間前の電力使用データを30分ごとに受信しています。このデータを活用したのが「見守り電気」です。

受信データをAIが分析し、日頃の電気使用量と違う状況が10時間から12時間程度続くと、事前に設定された5カ所の連絡先に通知が行くようになっています。例えば、いつもは22時に電気を消して就寝するため電力の消費量が下がるのに朝までずっと使用量が多くなっている、というような場合に通知が行われます。

通知方法は、メール、ライン、アプリの3つ。しかも、見守り電気の利用料は、電気代を除けば 300円のみです。スマートメーターの取り付けはアイキューフォーメーションが負担するため初期費用はかかりません。

また、「見守り電気」はアイアル少額短期保険株式会社と協力して孤独死保険と見守りサービスのセットも用意しています。通常、1棟単位での加入が必要な孤独死保険に1戸から加入できます。他にも、家賃保証とセットになったプランや駆けつけサービスとセットになったプランなども用意し、幅広いニーズに応えられるようになっています。

電話による見守りサービス

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一般社団法人在宅生活支援パートナー協会が提供するのは「見守りにーよんコール」です。週に3回の自動音声による安否確認コールを行い、入居者はダイヤルをプッシュして応答します。対応状況が事前に登録した5カ所へとメールで送信されます。

万が一応答がない場合には、センターから利用者へ連絡、結果をキーパーソンに報告。応答がなければスタッフが在宅確認に駆けつけます(有料サービス)。

また、安否確認だけでなく、コールセンターを設置して入居者からの緊急コールや生活の相談にも対応。さらに、月に1回、コールセンターから連絡をして健康状態や生活についてのヒアリングも行っています。

個々の入居者の生活に合った見守りサービスを

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見守りサービスは提供する会社によって、金額もサービス内容も様々です。そして、利用する方も様々です。週に数回の介護保険サービス利用がある方などは、最低限の見守りサービスの利用でいい場合やそもそも見守りサービスが必要ない場合もあります。

入居者の家族の協力体制、すでに利用しているサービス、入居者の性格など、一人一人の入居者に合わせた見守りサービスの利用、提案が重要です。そのためにも、特定のサービスだけでなく複数のサービスについて情報収集をしておいてはいかがでしょうか。

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