屋上と外壁をセットで改修。建物まるごと30年耐久に

旭化成リフォーム（株）は、旭化成ホームズのリフォーム部門からスタートして43年。現在ではヘーベルハウス以外の建物の大規模修繕も多数手掛け、多くのオーナーから信頼を得ています。

旭化成リフォームが自信を持って提案するのが、屋上防水と外壁の防水塗装をセットで30年耐久にできる「賢者の防水」です。

通常、建物は15年程度で大規模修繕の時期を迎えますが、この30年耐久の工事で屋上と外壁を改修すれば、修繕の回数を半分に減らせます。つまり、修繕の際にかかる手間や費用も、大幅に軽減できるのです。

旭化成リフォームの「賢者の防水」の特徴

屋上防水改修工事は、ロングライフ住宅「ヘーベルハウス」と同様、高分子系防水シートの強度をさらに高めた耐久力のある防水シートを採用。

柔らかさが持続し、伸縮性があるため亀裂を起こしにくいのが特長で、室内プールなど、確実な防水性が求められる場所にも採用されている素材です。屋上の防水面全体を覆う工法を使用し、防水シートのつなぎ目を溶剤や熱風で溶かして一体化するので、下地の状態に左右されない施工が可能となっています。

また、外壁の防水塗装工事でも、高耐久の品質を実現しています。塗料には、独自の技術で超高耐久を実現した塗装材「30年耐久ロングライフコート」を採用。厳選された素材を使用し、長年防水性を保つ塗装をかなえています。さらに、徹底して性能を検証したシーリングも旭化成リフォームの強みです。

3社共同で技術開発に挑み耐久力を向上させた外壁塗装

30年耐久の塗装材が４年の開発期間を経て、ヘーベルハウスの外壁として登場したのは2007年のこと。これにより、以前の外壁塗装にくらべてメンテナンスサイクルを延長することができ、オーナーの修繕コストを軽減できるようになりました。

今回は、この塗装材を旭化成グループ、シーリングメーカーと共に開発した塗料メーカーのフジケミ東京（株）の前納さんに、開発の道程や他にない強みなどを伺いました。

「塗装材の原材料は、旭化成が技術提携した企業のアクリルシリコン樹脂で、厳しい基準をクリアした防水性能を持っています。ただ、塗装材とシーリング材は素材の性質が異なるため、元来しっかりと密着させる技術を開発するのはとても難しいです。3社が力を結集して共同開発することで、密着性を格段に高められたからこそ、30年耐久の性能が実現できました」と前納さん。

画像引用：旭化成リフォーム ホームページ

この高性能塗装材は、旭化成ホームズの研究施設における各種の試験や、国内外の屋外試験において、防水性を含めて30年耐久性能の評価を実施しています。

外壁が紫外線を浴び続けると、塗装の樹脂が破壊されて劣化し、色褪せや表面を触ると粉状のものが付着するチョーキング現象が発生します。そうなると、ひび割れや剥がれなどが出始める可能性が高くなります。

こうした傷みを防ぐため、塗料には独自の技術で紫外線吸収剤、光安定剤を配合した、ラジカル抑制技術により、減耗しにくくしています。

画像引用：旭化成リフォーム ホームページ

また、シーリング材も柔軟性や弾性を保持するために材料の微調整を行い、柔軟性を保ちつつ、汚れが付きにくい性能を実現。

こうした耐久性から、長い目で見た時に、費用対効果の高い外壁塗装材といえるでしょう。その点でも、オーナーから評価を得ています。

建物を長く守る、高品質な素材と優れた施工技術

各分野のメーカーと一丸となって開発に挑み、“30年耐久”の性能を実現した「賢者の防水」。屋上防水と外壁塗装をセットで改修することで修繕の回数を減らせて、修繕コストも大幅に軽減できます。

屋上防水｜ずっと柔らかさが続き、亀裂や膨れを防ぐ防水シート

水を遮断する性能を独自の技術で強化

高分子系防水シートにポリエステルネットを埋め込み、さらに強化。雨水を遮断し、地震などの環境下でも有効な性能を発揮します。

有効なすき間をつくる

建物と防水シートの間にすき間をつくる工法で、地震の揺れによる影響を抑制。

シート同士を溶かしてつなげる

防水シートを溶着して一体化。つなぎ目からのはがれや傷み、劣化による影響を防止します。

外壁塗装｜雨漏りの原因を防ぐ外壁塗装材＆シーリング

塗装材は紫外線を吸収、高い耐候性を実現

光安定剤に加え、紫外線吸収剤を従来技術の4倍量添加。紫外線と水分による劣化を防ぎ、30年耐久を実現しています。

シーリングは柔らかさが持続し、建物の動きに追従

硬化後も柔らかさを長く保ち、痩せにくいシーリング材を開発。目地の動きに追従し、接着面のダメージを軽減。目地が汚れにくく、地震時の切れや異常な変形を防ぐ。

事前診断で細かな劣化箇所も発見し、建物の状態に合わせた改修プランを提案。塗装は中塗り・上塗りの複層仕上げ。シーリングの上から塗装をするので、美しく防水性を保つことができます。

外観イメージを一新する全32色の多彩調塗料を用意

旭化成リフォームの外壁塗装材「30年耐久ロングライフコート」は、高いデザイン性を持つ多彩調塗料であることも大きな魅力です。

現在、土や石など自然界の素材をモチーフにした全32色をラインナップ。単調な吹き付けの壁でも、見違えるほど表情豊かで美しい外観にイメージを一新できます。

サポートの手厚さもポイントです。建物の下地との相性チェックが必要になる場合もあるため、旭化成リフォームでは、劣化診断や雨漏り診断を実施。既存塗膜の材質や状態を確認し、それぞれの状況に合わせた改修プランを提案しています。

「ときには塗装メーカーである我々も現地に同行し、アドバイスをしています」と前納さん。オーナーにとっても、心強いですね。

建物を保つために、いつかは必ずしなければならない大規模修繕。気になる方は、ぜひお問い合わせや資料請求をしてみてください。

※施工地域、建物の仕様により施工できない場合があります

※この記事内のデータ、数値などに関しては2023年12月7日時点の情報です。

取材・文／藤谷 スミカ

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30年耐久の屋上防水・外壁塗装「賢者の防水」の特徴や技術、施工事例を紹介した冊子をお送りします。

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