相続税を多く納めた弟が気がかりで

名古屋市内にお住まいのKさん。ご一家は地主であり、代々土地を引き継いできた。2018年にお父様の相続が発生。Kさんと弟さん、妹さんの3人で相続することとなり、Kさんの顧問税理士に全てを任せて、きょうだい3人分の相続税を納めました。

「納めるものを無事に納めてほっとしました。ただ、相続した土地が広かったこともありますが、私より弟の相続税がとても高かったことがずっと心に引っかかっていたんです」とKさん。

相続から４年が経った2022年5月のある日、フジ総合グループの武山さんとの出会いがありました。

「『納め過ぎた相続税が戻ってくる可能性がある』という言葉を聞いた瞬間、４年前の弟の相続税のことをふと思い出したんです。戻ってくる可能性があるなら試してみようと、武山さんに答えました。最初は不安もありましたが、武山さんからは誠実さと熱いものが伝わってきたので詳しく話を聞いてみることにしました」（Kさん）

武山 知生さん

フジ総合グループ 名古屋事務所
コンサルティング部 宅地建物取引士

専門家でなければ気づけない複雑な土地評価のポイント

同社オフィスに訪問したKさん。武山さんとの事前のやりとりで信頼できそうだと思っていたそう。

「武山さんとお話するうちに、武山さんのご実家が近所であることが分かりびっくり。親近感と共に信頼がより深まりました。面談のたびにフットワークの軽さも証明してくれ、そこも信頼できるポイントでした」（Kさん）

同グループでの相続税の還付手続きは完全成功報酬制で、これまでの還付実績は5600件に及びます。豊富な実績と武山さんへの信頼感もあり、Kさんは同グループへ依頼。土地評価担当の濵口さんを加え、見直しに取り掛かることとなりました。すると、かなり複雑な権利関係などが見えてきたといいます。

「弟様が相続した物件は８階建ての分譲マンションで、うち1階部分は弟様所有の店舗＋賃貸物件。土地には借地権が付いていました。さらに、等価交換システム（※）で建築していたことも、より複雑化させていました。細かく見ていくと、控除割合が低く見積もられていたり、分譲と賃貸で評価を分けられるものが一体で評価されていたりなど、さまざまな評価減のポイントが見えてきました」と濵口さん。

Kさんに関しては、賃貸マンションの最上階に自身が居住しており、敷地内には駐車場や空き家があるなど複雑な地形。分けて評価すべき土地が一体で評価されていたり、不整形地補正がされていなかったりなどがわかりました。

「賃貸と分譲の混在や借地権、土地の形状が入り組んでいるなど、非常に複雑で不動産に関する専門的な知識が不可欠でした。」（武山さん）

（※）等価交換…土地の所有者が土地を、業者が建物の建築費を出資し、完成したマンションなどの建築物と敷地をそれぞれの出資比率に応じて所有するというもの

〝きょうだい愛〞が勝利を導く　全員が還付!

そして2023年6月。土地の評価を見直すことによって相続税の評価額が大きく下がり、納め過ぎた相続税はきょうだい３人とも還付に。3人にとって嬉しい結果
となりました。

「武山さんの人柄が依頼を後押ししてくれました。押しつけがましくなく、飾らず、事実を述べてくれる。会うたびに信頼度が上がっていき、安心してお任せできましたね。濵口さん共々相続や不動産に関する専門性の高さで成功に導いてくれて、弟たちにも喜んでもらえました」とKさん。

何よりKさんのきょうだい愛こそが、今回の成功を導いたといえるでしょう。

※この記事内の情報は2024年2月8日時点のものです。

取材・文／アトリエあふろ（真下 智子）

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