「築古物件」でもあきらめない! アパート・戸建て・マンションの空室対策
管理/空室対策
公開日:2019年9月4日
更新日:2019年11月15日
空室対策、その前に! 物件の実力をチェック
空室対策を打つ前に実行しておきたいことがもう1つある。周辺の同じくらいの築年の物件と比べ、自己物件の実力チェックをすることだ。同じ築20年なのに、ライバルは満室、こっちは3割空室だとすれば、何が違うのか。人気のある築古物件の秘訣を探り、それを採り入れるという姿勢で臨もう。ポイントは次の3つだ。
①家賃設定が地域の相場からずれていないか。
単に家賃が高いか低いかではなく、物件条件に応じて適切な水準かどうかが重要だ。部屋探しサイトで、同じ地域の物件をリサーチしてみよう。最寄り駅周辺に、同じ間取りの物件がどれくらい供給され、家賃設定はどうなっているか、などを調べることができる。
②周辺の同じ条件の物件がどんな設備を備えているかチェック。
立地条件や広さは同じなのに、空室率が高いとすると、やはり物件の魅力が乏しいことになる。同じようにネットで、同じ条件の物件がどんな設備を備えているかをチェックし、周囲では当たり前になっているものがなければ、それが空室の原因の一つといえる。
③ネットだけでなく、賃貸仲介会社や管理会社からのリアルな声を聴く
入居者からの問い合わせや内見時の反応、最新のニーズなどを質問し、自分の物件に足りない点、アピールできる点を見極めよう。
自分の物件の状況を客観的に把握ができたら、下記の記事を参考に具体的な空室対策を行っていこう。
※この記事内のデータ、数値などに関する情報は2019年9月4日時点のものです。
取材・文/木村 元紀 イラスト/加藤 愛里(asterisk-agency)