ご長寿くらぶ、ラフレヴィータ、えみてる、3つのブランドで高齢者住宅のさらなる展開を|「アーバンバーキテック」川又社長インタビュー
- 高齢者住宅
普通の年金で入居できる高齢者住宅「ご長寿くらぶ」を展開する(株)アーバンアーキテック。新たに高級老人ホーム「ラフレヴィータ」、身体障がい者住宅「えみてる」も加わり、3ブランドでさらなる躍進を目指す。川又社長に介護福祉事業にかける熱い思いと展望を伺った。
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設立10年目で80棟を超える高齢者向け住宅を建築・運営されています。福祉の分野に特化されたきっかけは?
川又 以前は戸建てを中心とした木造建築や不動産開発を手がけていたのですが、母親が病になり、認知症も患ったことから、私自身、介護で苦労しまして。母親の徘徊が始まり、家族で安全に面倒を見きれなくなったので、受け入れ先を探したのですがなかなか見つかりません。やっとの思いで見つけたグループホームも部屋が8平米の狭さで、ここに預けるのかと思うと切ない気持ちになりました。こうした経験から高齢者の受け入れ施設が圧倒的に足りないことがわかり、なんとかして介護難民をなくしたいと思ったのです。
建築だけでなく運営も自社で行われているところに、介護福祉事業への本気度を感じます。
川又 最初は介護事業者と提携し、建築を請け負うつもりで新会社を独立させました。しかし、介護事業者は中小企業が多いため多店舗展開できる事業者が少なく、今後の高齢者需要に間に合わないと考えました。だったらいっそのこと自分たちで運営しようと決意し、2012年に1棟目の「ご長寿くらぶ」を水戸市にオープンしました。オーナー様に土地活用で施設を建ててもらい、当社が一括で借り上げて運営する仕組みです。
地域貢献にもなっていますね。
川又 オーナー様は先祖代々、地域に根ざしている方が多いので、安定経営と地域貢献を同時にできる点にご賛同いただけます。私たちは運営利益が得られ、地域に雇用も創出できますし、ご入居者は身近な施設で安心して暮らせますから、まさに“三方良し”の事業です。
今後のビジョンは?
川又 まずは「ご長寿くらぶ」を千葉、埼玉、神奈川、そして東京西部など、低費用の高齢者住宅ニーズが高いエリアに展開していきたいと考えています。加えて、都市部での高級型有料老人ホーム「ラフレヴィータ」や、サービス付き身体障がい者住宅「えみてる」も展開していきます。「ラフレヴィータ」は今年7月、東京都板橋区に1棟目がオープンしました。こちらの商品は建築費が高額になるので、ファンドやリートを利用した運用を視野に入れています。また、「えみてる」は障がい者の方が普通の生活を送りながら必要な支援を受けられる住まいのブランドとして立ち上げました。今年8月、千葉県柏市に1棟目がオープンし、障がいを持つお子様の将来を案じるご両親に大変喜ばれました。売上は先期が56億円ですが、5年後に100億円を超える見通しです。ただし、過大な目標を掲げるつもりはありません。介護事業は運営資金も人材の確保も必要で、建築だけを進めても運営が追いつきません。早期に売上を伸ばすことよりも、着実に実績を積み上げていきたいと考えています。
※ この記事内のデータ、数値などに関しては2019年9月4日時点の情報です。
取材・文/菱沼 晶 撮影/青木 茂也
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