どのタイミングですれば良いのかがわかる!繁忙期の空室対策14

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公開日:2018年9月1日
更新日:2023年3月30日

退去を予防する

現在住んでいる入居者を大切にして長期間住み続けてもらい、退去を減らすことが、安定した賃貸経営に直結する。

空室対策⑬|賃貸借契約の更新時にプレゼントや入居者同士のコミュニティを作る

住み続けてくれる入居者に感謝を込めて、更新時にプレゼントを。水まわりやエアコンのクリーニング、壁紙の張り替えなどがおススメだ。

「物件から大学への通学途中に坂があるので、学生入居者には、最低1年間は住んでもらうことを条件に、電動アシスト自転車をプレゼントしています」(九州大家の会・今富さん)というオーナーもいる。

また、良好なコミュニティー作りも退去を防ぐ盾となる。エントランス付近にゆとりがあれば、椅子とテーブルを置いて交流スペースにしては?管理会社にパーティなどイベントを企画してもらうのもいい。

実践した読者の声

「更新時にお礼の手紙を添えて、お菓子や商品券を贈っています。おかげで長期住んでくれる入居者様が多いですね」東京都・Uさん

 

空室対策⑭|現在住んでいる入居者にアンケートを実施

賃貸生活に不満を抱いている入居者のうち、それを声に出す人はわずか。多くの人は、「言ってもどうせ改善されない」、「クレーマーと思われそう」といった理由で我慢をしていると言われている。そして不満が募れば、黙って出て行き、問題点をわざわざ指摘してはくれない。

退去を防ぐには、入居者の声を積極的に吸い上げることが肝心だ。たとえば入居して3カ月、半年など、一定の期間が経った時点で、クオカードなど粗品付きの
アンケートを取って、隠れた不満を聞き出しては?

もちろん改善できる要望にはすぐ対応したい。

入居者アンケート質問内容例
  1. 不満な点は?
  2. 清掃や管理はどうか
  3. 住み心地について
  4. 部屋の使い勝手
  5. 退去の予定 など

※この記事内のデータ、数値などに関する情報は2015年12月7日時点のものです。

取材・文/藤谷 スミカ

ライタープロフィール
藤谷 スミカ(ふじたに・すみか)
同志社大学文学部英文学科卒。広告制作プロダクション、情報誌出版社を経て、フリーランスのコピーライターとして30余年。ハウスメーカーの実例取材記事、注文住宅、リフォーム、土地活用に関する情報誌の記事、企業PR誌の著名人インタビュー記事、対談記事、企業単行本の執筆等を手がける。

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