3点ユニット式ワンルームに入居が決まらない。効果的な空室対策は?【大家さんのお悩みQ&A】
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大家さんのお悩みにオーナーズ・スタイル編集部がお応えするQ&Aシリーズ。今回は、3点ユニット式ワンルームの空室対策ついてです。3点ユニットを分離工事せずにできるリフォームや空室対策についてまとめます。
Q、築古な上に3点ユニット式のワンルーム物件に入居者が決まらず悩んでいます。効果的なリフォーム・リノベーションはあるのでしょうか?やはり、バス・トイレを分離する工事をしなければなりませんか?
A、「バス・トイレ別」の設備優先度が低い入居者をターゲットに、リフォームを検討してみましょう。3点ユニット式ワンルームという条件は同じでも、デザイン性の高いアイテムを取り入れることで、効果的な空室対策となります。
築30年以上のワンルーム賃貸は、バス・トイレ・洗面台が一体となった「3点ユニット」タイプが主流ですね。「バス・トイレ別」が部屋探しの希望条件不動のトップであることを考えると、頭を抱えるオーナーも多いのではないでしょうか。
ですが、築古3点ユニット式ワンルームでも、空室対策をすることは可能です。空室対策のポイントは、入居者ターゲットの設定と、築古を感じさせないリフォームの仕方です。
まず、入居者として着目したいのは、築年数や間取りよりも、家賃の安さや通勤時間の短さを求める低所得若年層です。さらに、3点ユニットに抵抗が少ない男性入居者や外国人入居者もターゲットとなります。
リフォームの仕方としては、3点ユニットはそのままで、便座やペーパーホルダーなどをデザイン性の高いものにする方法があります。大型のミラーを入れたり、木目のダイノックシートを取り入れると、同じ3点ユニットでも雰囲気がだいぶ変わりますよ。バス・トイレ分離工事よりも低コストでリフォームをすることができます。
しっかり費用をかけてリフォームする場合は、リズム(株)が展開しているような、本物の素材にこだわり、経年劣化しないデザインを取り入れるという方法もあります。アーバン志向の新築とは真逆の「レトロ・クラシック」デザインを中心に展開しているので、競合物件との差別化も図れるでしょう。
3点ユニット式ワンルーム物件でも、できる空室対策はいろいろあります。物件の立地や、かけられる費用などと照らし合わせて、効果的な空室対策を検討してみてください。
3点ユニット式ワンルームの空室対策についてのOSnetの記事
築30年以上のワンルーム賃貸といえば、15平米以下で、バス・トイレが一緒の様式が主流です。設備の希望条件として、バス・トイレ別は常にトップにあがりますが、近年は3点ユニットの需要が戻りつつあります。その理由と低コストリフォームについてご紹介します。
3点ユニット式の築古ワンルームでも、ターゲットを明確にし、無垢材を使ったナチュラルリノベーションを施すことで、空室対策をすることができます。3点ユニットはそのままで、賃料1万円アップを実現した例をご紹介します。
クラシック・レトロなデザインを中心にリノベーション事業を展開するリズム(株)。天然素材にこだわり、経年劣化を味として活用できるデザインにすることで、築古物件にも効果的な空室対策を施します。同社の取り組みについてまとめました。
3点ユニット式ワンルームはデザインで空室対策
いかがでしたか?3点ユニット式ワンルームでも、入居者ターゲットを絞り、デザイン性を高めれば、費用を抑えたリフォームで空室対策をすることは可能です。物件の立地から、対象となるような入居者層がいないか、一度整理してみましょう。