管理業の草分け的存在。空室解消への取り組みを積極的に

40年前に管理業務を開始した（株）タイセイシュアーサービス。当時、不動産業界において管理会社は珍しく、オーナーからの要望や悩みに丁寧に対応し、管理サービスを創出した。いわば管理会社の草分け的存在だ。現在も、最新の空室対策として話題の「ホームステージング」も行うなど、管理サービスの向上に取り組んでいる。

ホームステージングの事例紹介

【ビフォー】家具などが置かれておらず、殺風景な印象

【アフター】家具などが設置された方が印象が良いのは明らか

「緑と照明があると、安心感が生まれます。家具は弊社のストックを使用したり、ポップを手作りするなど、空室対策・物件の魅力アピールに取り組んでいます」と同社代表の辻田さん。オーナーの金銭的負担をかけず、アイデアや工夫を駆使し、客付けを行っている。

さらに、保育園や貸し農園も経営。地域の活性化・コミュニティ創生にも一役買っているのだ。

低コストなリフォームがマンション・アパートオーナーから好評

創業当時の「家主第一主義」精神は社員全員に浸透している。その精神の表れが、リフォーム施工部隊だろう。すべて自社で行うから、価格を抑えて施工完了する。

「コストを抑えながらガラリと雰囲気を変えるリフォームを行っています。部材を手作りしたり、設備を大量に仕入れることで、低コストで入居率を上げられるのです」と辻田さんは語る。

辻田さんはリフォーム会社での施工経験が豊富で、職人教育も手がけている。同社にはデザイン専門のスタッフもおり、技術力が非常に高いのだ。たとえば、コンパクトキッチンのリフォームなら通常の約半額でできるという。

費用を抑えて、空室対策・資産価値を上げたいオーナーは、ぜひ相談を。

低コストリフォームの実例

築32年・エレベーター無しの1Kマンション。キッチンやユニットバスの扉をリメイクし、クロス貼り換え・ウォールシェルフを設置し、レトロブックカフェ風に一新！費用がかかる建具交換は行わず、自社スタッフによるデザインや工夫をこらし、低コストで魅力を大幅アップさせた。

※この記事内のデータ、数値などは2020年2月12日時点の情報です。

取材・文／醸 のり子

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