空き部屋を活用して収益化! すぐに始められる空室活用ビジネス3選
年々上昇する空室率。今後、少子高齢化に伴う人口減で空室リスクはますます高まる恐れがあります。そこでおすすめしたいのが空室対策の発想を転換すること。“居住用賃貸”にとらわれず、多様な空室の活用方法を検討すれば、新たな活路を見出すことができます。この記事では、住まいにとらわれない空室対策の厳選アイデアと、すぐに始められる空室活用ビジネスをご紹介します。
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発想を転換すると、空室を活かせる画期的なアイデアが見えてくる!
高止まり状態が続く賃貸住宅の空室率。東京都内でも6つの市区で20%を超えています(LIFULL HOME’S「見える!賃貸経営」より)。しかし、競争力が下がった賃貸アパートにお金をかけてリノベーションや最新設備の導入をしたとしても、必ずしも収支が好転するという確約はなく、大家さんが二の足を踏んでしまうのも納得できます。どんな空室対策が有効なのか、どんな対策をすれば空室を解消できるのか、思い悩む大家さんも多いでしょう。
そんな大家さんに知っていただきたいのが、居住用以外の活用手段です。長引く空室の解消に必要なのは発想を転換したアイデア。人口減少が続き、生活スタイルや働き方も多様化した現在、物件の用途を単なる住まいに限定せずに視野を広げれば、多彩な活路が見えてきます。
空室対策アイデア1:シェアオフィス、レンタルスペース
インターネット環境が整い、会社に出社しなくても社内と同じように働けるようになっています。コロナ禍以降はテレワークが大きく普及し、個人向けレンタルオフィスの利用客が急増しています。LDKが広い物件などは、多少の改修を加えてシェアオフィスとして貸し出す、あるいはイベント、セミナー、会議室などのレンタルスペースとして活用してみてはいかがでしょうか。
空室対策アイデア2:SOHOやネイルサロン、マッサージルーム
空室をそのままSOHO(小規模オフィス)、ネイルサロン、マッサージルーム、学習塾など、事業用に貸し出すやり方もあります。
実際、『賃貸住宅の一室を借りてサロンを開業したいが、許可が取れる物件が見つからない』という声は多くあります。こうしたニーズに応えていくことも一つの手です。多額の改装費用をかけることなく貸し出せるので心理的なハードルも低いはず。
空室対策アイデア3:託児所、保育室
託児所や保育室を誘致することも考えられます。女性就労を支えるスペースはまだまだ不足しているのが現状です。空室をうまく活用してニーズに応えれば、地域貢献にもつながります。
空室対策アイデア4:物置スペース
立地や築年数に左右されない空室活用の道を求めるなら、物置スペースとして貸し出すのも良い方法です。トランクルームに預けるほどお金はかけたくないけど、保管しておきたいモノの収納に悩む家庭は多いもの。搬入する手間を考えると、利用者にとっては近所に気軽に預けられる場所があるのがベストと言えます。駅近でなくても、住宅が多いエリアなら、料金を割安にすれば利用が期待できます。
空室対策アイデア5:水耕栽培
ユニークなところでは、オーナー自身が空室を利用してベビーリーフなどの野菜の水耕栽培を行い、副収入を得るという方法も注目されています。
いずれにしても、空室を事業用として貸し出す際は、入居者や近隣からのクレームが来ないよう、ゴミの管理や風紀の乱れなどには気をつけましょう。また、きちんと事業用賃貸借契約書を交わしておくこともお忘れなく。
発想を転換した空室対策アイデア まとめ
- SOHOやネイルサロンなど事業用の利用
- リノベーションをしてシェアオフィスにする
- 室内で育てられる野菜などを栽培
- 学習塾や託児所など地域貢献につなげる
- トランクルームとして貸し出す
- 短時間から可能な時間貸しをする
すぐに始められる!空室活用のビジネス3選
今ある空室をすぐにでも有効活用したい方に役立つ、空室活用ビジネス情報をご紹介します。さっそく検討してみてください。
学習塾を開くスペースとしての活用
学習塾の教室として貸し出す。事務所やアパートの6畳程度の1室から始められ、和室・洋室を問いません。子ども達の教育のために活用でき、地域貢献につながるのも魅力です。
教育出版社としておなじみの、学研が展開する学習塾「学研教室」の会場として場所を提供する方法。住宅街や学校近くは、特にスペースの需要が高いのがポイント。
- 始め方/ホームページや電話から依頼をし、同社担当者と相談する。条件が合えば物件を登録し、学研教室を開講する
- 収入モデル/月々の家賃による収入。時間貸しにすることもできる
- 必要なコスト/特になし(机・椅子はなければ設置したほうが良い)
- 向いている立地・特徴/住宅街、学校の近く、1階歓迎、6畳以上
物置スペースとしての活用
物置のシェアリングという、空き部屋や空きスペースに、荷物を預かりたい人と預けたい人をマッチングするサービスを利用する活用法。情報を登録することで手軽に始められます。
希望者から荷物を預かり、空きスペースに保管する。値段やスケジュールは個人間で調整が可能で、長期間(2~3カ月以上)になることが多いのが特徴。
- 始め方/「モノオク」のホームページ上から項目を入力し、スペースを登録
- 収入例/相場は1畳あたり月額7000円で、手数料を引いた分が収入となる
- 必要なコスト/特になし(登録料も無料)
- 向いている立地・特徴/築年数や駅からの距離は問わない。現在使用しておらず、荷物を保管できる一定の広さがあるスペース
1時間単位で貸し出す、時間貸しでの活用
Webプラットフォームを活用し、空きスペースを貸し借りする方法。スペース情報を掲載し、1時間単位で利用者に貸し出します。会議室やイベント開催など幅広い用途の利用が期待できます。
スペース(物件)を貸し出す「ホスト」となって空室を活用。事故や損害に対する保険も充実しているので安心して利用できる。
- 始め方/「スペースマーケット」でホスト登録し、スペースの情報を掲載。審査が通れば運用開始(掲載無料・成約手数料は総額の30%)
- 収入例/都内の人気スペースは月50万円の収入を超えるケースも
- 必要なコスト/なし(設備充実などのために何か購入する場合にはその費用)
- 向いている立地・特徴/駅徒歩10分圏内が望ましいが、綺麗さ、清潔感が重要
※この記事内のデータ、数値などに関しては2018年9月5日時点の情報です
※画像はすべてイメージです
文/藤谷 スミカ イラスト/アサミナオ
ライタープロフィール
藤谷 スミカ(ふじたに・すみか)
同志社大学文学部英文学科卒。広告制作プロダクション、情報誌出版社を経て、フリーランスのコピーライターとして30余年。ハウスメーカーの実例取材記事、注文住宅、リフォーム、土地活用に関する情報誌の記事、企業PR誌の著名人インタビュー記事、対談記事、企業単行本の執筆等を手がける。
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